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はらからトキドキ通信

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0621シネマホリック

「パピヨン」 6月21日公開 。パピヨン=フランス語で蝶。胸に蝶の入れ墨をした男の物語。脱獄もの。脱獄ものの見どころは、脱獄できるのかどうか(成功か失敗か)どうやって脱獄するのか(その手段) さらにこの映画には人間ドラマが詰まっている。 テーマとなるキーワード 「生きる」「自由」「友情」



「パピヨン」の映画化は今回が二度目。1973年に映画化されている。1973年の作品 主演は、スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマン  。当時もかなり話題となった映画「パピヨン」物語は、1931年、フランス・パリから始まる。胸に蝶の入れ墨があることからパピヨンと呼ばれていた男。羽振りのいい若い男。黒のスーツでシャンパンをラッパ飲みしながら、彼女とダンスをする。そんな生活を送っている。生業は、金庫破り。  

手に入れる獲物は、主に宝石。獲物はすべてボスに渡さなければいけない。が、ある日、獲物の中から、恋人へプレゼントをこっそりいただいた。それが、ボスにばれて、怒りを買って、痛めつけられる。それが、殴る蹴るという直接的なやり方ではない。パピヨンは、はめられる。殺人事件の濡れ衣を着せられる。逮捕されたパピヨンが受けた刑が終身刑。フランス領、南米・ギニアの流刑地に送られることになる。  

何十人という受刑者たちが、ぞろぞろと歩いて船に向かう。そこには、大切な人との別れもあるが、大半は、市民たちの好奇に満ちた目。乗り込んだ船には、澱んだ空気が充満している。早くもいさかいが起きる。それをきかっけに、パピヨンは、ある男に近づくことになる。通貨偽造で終身刑となった小柄で眼鏡の男。その後、パピヨンにとって重要なパートナーとなる。

流刑地は、南米のジャングル。照りつける太陽、まとわりつくような蒸し暑さ受刑者たちは、汗まみれ、泥まみれ、垢まみれ。そこに白のスーツ姿の刑務所長が現れる。ここで生活するための厳格なルールを説明する。脱獄を試みた場合どうなるのか。恐ろしい罰の数々が披露される。それは、さんざん痛めつけられたあと、独房送り。2回目があるのかどうかわからないが、2回目の脱獄を試みた場合、独房に閉じ込められたあと別の島に送られて、そこで一生を終えることになる。どういう形で終えるのかはわからないが、本人の望む形ではないことだけははっきりしている。

脱獄なんて絶対に出来るわけがない。そんな状況にもかかわらず、試みる人がいるということは、それだけ、劣悪な環境にあるということ。ダメだとわかっていても、そこから逃げたい一心で行動を起こしてしまう。しかし、中には、とにかく脱出してやる。逃げてやる。ここで一生過ごすぐらいなら、失敗して、殺されたほうがましだ、という考え。

その中で、パピヨンには、執念を感じさせるところがある。ギラギラしたものではない。虎視眈々とチャンスを狙う。必ず、パリに戻ってやるという気持ち。ここから逃げ出したい、というより、ここから出て、濡れ衣を晴らしたい。復讐心もあった。さらに、挑むという気持ち。人間を支えている芯の部分。それが何かを読み取るのもこの映画の見どころ。

テーマとなるキーワード「生きる」「自由」「友情」。「生きる」が人間の芯の部分か。「自由」について「閉塞感」と「解放感」。閉塞感=絶海の孤島の刑務所、劣悪な環境。解放感=象徴は「海」海の色、風、波、海のすべてが解放感につながっている。友情=パピヨンと、パートナーとなった男。同志のような関係。パートナー、同志にとどまらない関係。

パピヨンを演じるのは、チャーリー・ハナム 最近の出演作品、2015年「クリムゾン・ピーク」2017年「キング・アーサー」小柄な眼鏡男、ルイ・ドガを演じるのは、ラミ・マレック 去年大ヒットしたクイーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」で、フレディ・マーキュリーを演じた俳優。見ごたえ十分の2時間13分。映画「パピヨン」6月21日(金)名古屋・伏見ミリオン座ほかで公開。