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酒井弘明ヒコーキ写真

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日本に乗り入れているインドネシアのエアライン 酒井弘明ヒコーキ写真


10月29日の朝、インドネシアのLCCライオンエアのボーイング737がジャカルタ沖の海上に墜落しました。乗客・乗員189人に生存者はいないもようだとインドネシアの当局は発表しています。伝えられている情報では墜落したのは最新型ボーイング737MAX8で、8月にラインに就航したばかりの新品ということです。今日(10月30日)午前中に私が読んだニュース(共同通信が配信)では、ジャカルタの空港を出発して2分後に飛行制御に問題が生じたとパイロットから管制に連絡がありました。その際、高度1,700フィート(約518m)から5,000フィート(約1,520m)に上昇したいとのリクエストがあり、管制は了承したということです。フライトレコーダーが回収され、データが解析されれば原因究明に近づけると思いますが、安全性が高められているはずの最新鋭機が、なぜ墜落したのか?初期不良的な何かが起きたのでしょうか?パイロットが最新鋭機のシステムに不慣れだった可能性は?直近のフライトで不具合があり、修理したことは影響していないのか?など疑問点は浮かぶのですが・・・2000年に運航を開始したライオンエアーは2004年に悪天候の中、MD82が着陸に失敗する死亡事故を起こし、その後も負傷者を出す事故や、全損事故を起こしています。拡大路線をとっていますが、安全第一の精神はあるのでしょうか?
写真はインドネシアのナショナルフラッグキャリア、ガルーダインドネシア航空のボーイング777-300ERです。今年の4月成田空港で撮影しました。ガルーダは1996年、福岡空港で離陸失敗の死亡事故を起こしたり、2000年代に入っても事故が続いて、一時EUから乗り入れ禁止の措置をとられてしまいました。その後、改善されて、英国スカイトラックス社からは高い評価を得ています。もっとも、この評価と安全性は必ずしも結びつかないとう航空評論家・杉江弘氏の指摘には説得力があると私は思っています。



こちらの写真も今年の4月に成田空港で撮影したインドネシア・エアアジアXのエアバスA330-300です。アジアを代表するLCC、エアアジアグループの長距離路線を運航するエアアジアXは本拠地マレーシアの他、タイ、インドネシアのグループ会社が日本に乗り入れています。国内線や近距離国際線を運航するインドネシア・エアアジアは、2014年12月に、スラバヤ発シンガポール行きエアバスA320が海に墜落し事故を乗客・乗員162人全員が死亡する事故を起こしています。インドネシアは人口2億6000万人を越え世界4位。たくさんの島があり、航空需要は伸びていると思いますが、安全文化が根付くまでに、しばらく時間がかかるのではないでしょうか。