安蒜豊三 きょうもよろしく

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映画『ロマンスドール』


よろしく劇場
映画『ロマンスドール』2020年1月24日(金)公開
原作・脚本・監督:タナダユキ  

美大卒業後に、フリーターをしていた哲雄(高橋一生)。
ひょんなことから、下町のラブドール工場で働き始め職人となった。
リアルなドールを作るため本物の女性の胸の型を取ることを計画。
医療用人工乳房制作のためといつわり、美術モデルを呼ぶ。
工場に来たのが園子(蒼井優)。一目惚れして結婚した。
平穏に過ぎていく日常だったが、距離が離れてしまい、離婚の危機。
園子は抱えていた秘密を打ち明ける。ガンだったのだ。

2人は、互いの愛を命を、存在を確かめ、刻みつけるような営みを重ねる。
病気が進行し痩せていく園子の背中が美しくも切ないベッドシーン。

園子は亡くなり、哲雄は園子のラブドールを製作するため仕事に没頭。
生き写しのような完璧なラブドールだが、園子を失ったことに改めて直面し、慟哭する。

経験によって共感度合いが違うだろうし、「ラブドール」に拒否感を覚えるかもしれないが、
悲しく美しく、それでいて温もりのある作品。俺は泣いたね。
命や愛が永遠でもなく、いつか終わりがくるものであることを突きつけてくる。
全ては無常。
だが、手触りや体温が記憶に残る。
それがあれば、残された者は何とか生きていけるのだろうか。

映画「ジョジョ ラビット」


1月17日 「よろしく劇場」  
映画「ジョジョ ラビット」 1月17日公開

アカデミー賞主要6部門ノミネート。(1月17日現在)

第二次世界大戦下のドイツ。
ナチス兵士を目指す10歳の心優しいジョジョは、
ヒトラーユーゲントの訓練でウサギを殺すことができず、
〈ジョジョ・ラビット〉という不名誉なあだ名をつけられる。

ある日、母親と二人で暮らす家の隠し部屋に、ユダヤ人少女エルサが匿われていることに気づく。
やがて強く勇敢なエルサに惹かれていく──。  

ナチに洗脳され無邪気にユダヤ人を悪魔と思い込むジョジョと、反ナチ運動家の母親との微妙なやりとり。
10歳の子供の視点で描く、一見牧歌的なタッチの反戦・反ファシズム風刺映画。
子供への洗脳の怖さ。

OPやエンディングに流れるのは、ビートルズやデビッド・ボウイ。
ナチス支配下、言論思想の自由がない窮屈な暮らしで、
音楽やダンスが人間の自由の表現として欠かせないものと描かれている。
その伏線が、ラストシーンで一気に爆発する。
ジョジョ役のローマン君の素晴らしいパフォーマンスが圧巻。

「残された者 ~北の極地~」


1月3日 「よろしく劇場」
「残された者 ~北の極地~」伏見ミリオン座 1/4(土)- 伊勢進富座本館   1/11(土)-  

飛行機事故で北極地帯に不時着したパイロット、オボァガードは、
壊れた飛行機をその場しのぎのシェルターにし、救助を待っていた。
ようやく救助に来たヘリコプターは強風のために墜落し、女性パイロットは大怪我を追ってしまう。
瀕死の女(何も言えない。誰かもわからない)をそりに乗せ、
窮地を脱しようと最も近いと思われる基地へ歩き出す。
寒さ、飢え、そして肉食獣ホッキョクグマという危険だらけ。

リアルな極限孤立無援のサバイバル映画。
登場人物は2人と遺体1人。
背景、これまでのいきさつや登場人物の心理を説明するような台詞、映像表現は一切なし。
ただただ白銀地獄を歩き続ける。
自分が生き、瀕死の女を救うために。
自分がその場にいるような心境になる。

『キャスト・アウェイ』『127時間』のような孤独サバイバル映画に、なぜだか無性に魅かれる。
 

「パラサイト」半地下の家族


1月3日 「よろしく劇場」
「パラサイト」半地下の家族  1月10日(金)各シネコンで公開

カンヌ国際映画祭[最高賞]韓国映画として初受賞。
第92回アカデミー賞®国際長編映画賞韓国代表。 『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』ポン・ジュノ監督作品。

全員失業中。日の光も、電波も弱い“半地下住宅”で暮らす貧しいキム一家。
大学受験に失敗し続けている長男ギウは、友達に家庭教師の仕事を紹介される。
身分を偽り訪れた先は、IT企業を経営するパク社長一家が暮らす“高台の大豪邸”。
思いもよらぬ高給の“就職先”を見つけたギウは、続けて美術家庭教師として妹ギジョンを紹介する。
そして、父母も豪邸で仕事を得るが、事態は思いもつかない展開を見せる。

韓国で社会問題となっている貧富の格差が物語の背景。
コメディかと思わせるような序盤、豪邸内でのドリフのコントのようなドタバタ、
サスペンス、ホラー、社会風刺のドキュメンタリー調と1本の作品が色を変えてくる。
この家(建物)の秘密、2つの家族に横たわる大きな格差が生み出す感情。
すべてのエピソードや何気ないセリフやシーンが伏線となり、とんでもない爆発を生む。
そしてその納め方、エンディングの見事なこと。
ポン・ジュノ監督はこの映画を 「道化師のいないコメディ」「悪役のいない悲劇」と呼んでいる。

休業日

お休み
 
いつも早朝からお聞きいただきありがとうございます。

1月6日(月)から10日(金)は、お休みをいただきます。

「きょうもよろしく」は、先輩の原光隆さんが登場します。

いつも以上にメッセージなどをよろしくお願いします!!!

安蒜はニュースに出てくるあの場所へ、オヤジ一人旅に出ます。