安蒜豊三 きょうもよろしく

  • radiko.jp

カレンダー

ブログ内検索

RSS2.0

[login]

a-blog cms

映画「アルキメデスの大戦」


よろしく劇場

7月26日 公開 「アルキメデスの大戦」

戦艦大和の建造をめぐるさまざまな謀略を描いたマンガを、 実写映画化。

エンタメとしてわかりやすいが、考えさせる部分もある。
戦争物のなかには、泣かせる「ロマン」に根ざしたものがあるが、これは一味違う。
(戦争をロマンで語ることこそ危険極まりない!!)
「大和が沈む、日本が負ける」ことを確信しながらも、なぜあえて大和を建造したのかを提示している。
史実はともかく、その見方にはなるほどと思う。
帝国海軍の派閥争いや、硬直した後戻りできない官僚機構の性も織り込んでいる。

冒頭のVFXも見事。

映画「存在のない子供たち」


7月19日 よろしく劇場

7/20(土)公開

2018年・第71回カンヌ国際映画祭で受賞。
アカデミー賞とゴールデングローブ賞の外国語映画賞にノミネート。

遠い中東の街の気の毒な子供の話だが、
日本にも同じ境遇の子供がいるのは、時々報道されるので普遍的な問題といえる。

法廷で始まる物語。12歳で、裁判を起こしたゼイン少年。自分の両親を「僕を産んだ罪」で訴えた。
中東の貧民窟に生まれたゼインは、両親が出生届を出さなかったために、
自分の誕生日も知らないし、法的には社会に存在すらしていない。
学校へ通うこともなく、兄妹たちと路上で物を売るなど、朝から晩まで働かされている。

生きるために危険な仕事をせざるを得ない極限状態においても、人間性は失くさないそのけなげさに涙。

出演者たちは俳優ではなく、役柄と同じような境遇におかれた人達が街でキャスティングされたそうだ。
ゆえにリアル。
ただ、暗い重いだけの話ではない。
主人公ゼインが体現する「人間性、人間として守ららければならない一線。ユーモアや強さ」に
救いを見ることができる。
そして、あまりにも無責任な大人たちに怒り。

映画「さらば愛しのアウトロー」


よろしく劇場  7月12日

「さらば愛しのアウトロー」(The Oldman & the gun)

愛知 TOHOシネマズ名古屋ベイシティ 伏見ミリオン座 7月12日(金)公開
岐阜 CINEX 8月10日(土)公開
三重 伊勢進富座本館  9月7日(土)公開

ロバート・レッドフォード引退作品
16回の脱獄と銀行強盗を繰り返し、誰ひとり傷つけなかった74歳の紳士フォレスト・タッカーのほぼ真実の物語
被害者のはずの銀行の窓口係や支店長は彼のことを、「紳士だった」「礼儀正しかった」と誉める。
事件を担当することになった刑事も、フォレストの生き方に魅了されていく。
彼が堅気ではないと感じながらも、恋仲になっていく未亡人。

映像は70年代映画の雰囲気、
美熟女ジュエルとの間で交わされる粋で成熟した会話がいい。
あくまでも楽しい瞬間に生きる男を演じたレッドフォードのかっこよさ。

味わい深い作品。


映画「ゴールデンリバー」


よろしく劇場
「ゴールデンリバー」
愛知・7月5日、岐阜・8月17日、伊勢・9月21日  公開

ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞),仏アカデミー賞(セザール賞)4部門受賞作。

時はゴールドラッシュ、アメリカ・オレゴンに、殺し屋兄弟がいた。
彼らは一帯を仕切る権力者からの依頼で、
仕事仲間の連絡係と共に、黄金を見分ける化学式を発見した化学者を追いかける。
だが、黄金に魅せられた4人は、立場を超えて手を結ぶことにする。
黄金を元手に暴力や貧富の差のない理想の社会を作りたい化学者、
そんな彼の夢に心酔する連絡係、普通の平穏な暮らしに憧れる兄、裏社会でのし上がりたい弟。

予想外の展開をみせる。
西部劇の形だが「冒険活劇」にあらず。
人間の内面の変化を描いた深みがある。
散りばめられたエピソードが、登場人物たちの人間性に説得力を持たせている丁寧な作り。

派手さはないが好きなタイプの映画。