東海3県行ったつもり!? 第11回 岐阜県 各務原市 東海3県行ったつもり!?
東海3県行ったつもり!? 第11回「岐阜県 各務原市」
第11回は「岐阜県 各務原市」に行ったつもり!!
■各務原市の紹介
各務原市は、岐阜県南部に横長に広がる、人口およそ14万8千人の岐阜県第3の街です。
北側には「各務原アルプス」と呼ばれる山並み、南側には木曽川が流れ、水と緑が豊か。
名古屋と岐阜の、両方のベッドタウンとして「選ばれる都市」を目指しています。
かつて鵜沼宿などの宿場町を中心に、街が栄えた一方で、
稲作には向かない土壌であったことから、広大な原野があり、
そこに自衛隊の航空基地や工場などができ、
航空機産業と金属加工産業が、街の経済を発展させ、ベンチャー企業が多いことも特徴です。
市の名前の、正しい読みは「かかみがはら」なのですが、
「かがみはら」「かかみはら」「かがみがはら」と呼ばれたり、
漢字で書く際に、「務める」と「原」の字の間に小さい「ヶ」を入れられたりすることがあります。
市の名前としては、それは間違いなのですが、JRの駅名には実際に「ヶ」が入っていたり、
高校の名前は「各務原高校」だったりと、市が誕生して、
もうすぐ55年ですが、いまだに統一されておらず、多様性のある街と言えます。
■工場地帯のなかにポツンと縄文時代
各務原市には、縄文時代の風景や生活スタイルを体感できる遺跡公園があります。
「炉畑遺跡公園」です。
各務原台地のほぼ中央で、昭和41年に土地改良工事を行ったところ、
10基の竪穴式住居跡、
高床式倉庫に加え、多数の縄文土器や石器を発見。
その土器の文様には、当時の東日本、西日本両方の特徴が見られ、
縄文時代の頃から各務原が、
東と西の交流の拠点であったことをうかがい知ることができます。
竪穴式住居は復元され、遺跡全体が2006年に公園として整備されて、
内部にも入って見ることができるようになりました。
ただ、炉畑遺跡公園のまわりは工業地帯なので、
立ち並ぶ近代的な工場と竪穴式住居という、時代を超越した風景が広がっているのも、
各務原らしさと、言えるのではないでしょうか。
詳しくは:各務原市 埋蔵文化財調査センター TEL058-383-1123
■驚きの甘さミラクルコーン
稲作には向いていない土壌の各務原市ですが、野菜の栽培には適していまして、
農業生産と加工品製造・販売を一貫して行う「6次産業化」への取り組みが進んでいます。
そんな各務原市で、新たな農業の形にチャレンジしているのが、
「ファーム タケアキ」です。
特に注目を集めているのが、驚きの味と食感をもつとうもろこし「ミラクルコーン」。
その糖度はなんと18度。特に甘い桃や、ブドウと同じ糖度。
生でも食べられる甘さで、シーズンの6月には、
あっという間に売れてしまうという人気商品です。
他にも、ファームタケアキでは野菜ジェラートも人気で、
とうもろこしのほかに、枝豆、落花生、黒豆、紫芋、かぼちゃが、ジェラートに。
また1月には新商品として、8種類の野菜ジェラートのモナカが登場するそうです。
もちろん、インターネットでお取り寄せもできますよ。
産業とベンチャーが盛んな各務原らしい、農業の形を追求されていますね。
詳しくは:ファームタケアキ http://farm-takeaki.com/
■デンキウナギでイルミネーション
各務原市には、世界最大級の淡水魚専門の水族館「岐阜県世界淡水魚園水族館」、
愛称「アクア・トトぎふ」があります。
高速道路のサービスエリアと一体になった、
「河川環境楽園・オアシスパーク」の一角にあるため、
水族館を楽しみ、四季折々の風情を感じ、アスレチックで体を動かし、
また、グルメも味わえる一大レジャーエリアとなっています。
そんな水族館「アクア・トトぎふ」で、
毎年この時期恒例なのが、デンキウナギの発電した電気に反応して、
イルミネーションが輝く、クリスマスツリーです。
特に、土日祝日の午後2時からのデンキウナギ「お食事タイム」には、
イルミネーションが一段と明るく輝くそうですよ!
詳しくは:アクア・トトぎふ 0586-89-8200
この「デンキウナギでクリスマスツリー点灯」は、
1階のエントランスにありますので、どなたでも無料でご覧になれ、
12月25日まで、展示されているそうです。究極のエコツリーですね。
行ったつもり・・・ではなく、実際におでかけになってみてはいかが?