東海3県行ったつもり!? 第12回 愛知県 岡崎市 東海3県行ったつもり!?
東海3県行ったつもり!? 第12回「愛知県 岡崎市」
第12回は「愛知県 岡崎市」に行ったつもり!!
■岡崎市の紹介
岡崎市は、愛知県のちょうど真ん中にある、人口およそ38万6千人の街です。
岡崎平野に広がる市街地と、美濃三河高原に連なる森林の二面性があります。
江戸時代は、徳川家康・生誕の地であったことから、岡崎藩は最重要拠点と位置づけられ、
東海道の宿場町、岡崎宿、藤川宿は大いに栄えました。
現在も、鉄道・道路ともに利便性が高く、交通の要衝であり続けています。
市内には矢作川に、乙川と、清流が流れ、
春になると、舟から眺める、岡崎公園一帯に広がる城下町の桜が、圧巻です。
水に恵まれていることから、古くから食品加工業が盛んで、
これ無しでは「名古屋めし」を語れない「八丁味噌」や、
全国的に知られる、純金箔仕上げの「三河仏壇」といった伝統産業をはじめ、
明治時代は繊維業、戦後は自動車産業、電子機器などの企業が多く立地する、
産業都市でもあります。
■石が雑貨に!?キャラクターグッズも
岡崎市は良質な花崗岩、別名・御影石の産地でして、
たくさんの石職人を抱える、石製品の街です。
石製品と言ってもピンと来ない……と思われるかもしれませんが、
実は、お土産や贈り物にピッタリの「石グッズ」が、岡崎ではたくさん作られています。
川で石を投げて跳ねる回数を競う「水切り勝負」で、
これさえあれば負けない「超跳ねる!水切り石」ですとか、
ミニチュア狛犬や石の招き猫といった、かわいらしい小物など。
なかでも、高級な墓石にも使われている最高品質の石を使った、
石のコースターが人気です。
岡崎石工団地のオリジナルキャラクター
「石丸団吉くん」や、
岡崎市の非公式キャラクター「オカザえもん」などの絵柄が彫られたものもあり、
お墓として建立すると200万円以上の高級な石を、
コースターなら、4,000円で手に入れることができます。
詳しくは:岡崎石工団地協同組合 http://osd.tukai.jp/
■日本初の商品化!「えごまオイル」
近年、油でありながら、健康機能をもつことで注目を集めている「エゴマオイル」を、
日本で初めて食用化に成功した会社が、岡崎市にあります。
「えごま」とは、「ごま」ではなく、シソ科の植物でして、
五平餅のタレとして使われていたりするものなのですが、
その、えごまを原料とした油を、18年という月日をかけて食用化したのが、
岡崎市の太田油脂という会社です。
エゴマオイルには、体内では作ることのできないオメガ3脂肪酸が、
豊富に含まれています。この成分をDHAやEPAとしてサプリで補う方も多いのですが、
エゴマオイルが食用になったことで、食事で簡単に獲ることができるように。
「毎日えごまオイル」の小袋1袋で、マアジおよそ6匹分の成分が含まれていて、
料理や飲み物にそのまま入れるだけで摂取できて、
料理の味の邪魔をしないのがポイントなんですって。
創業明治35年の太田油脂。伝統ある岡崎の企業で生まれた新たな技術。
まさに「伝統と革新」ですね。
詳しくは:太田油脂株式会社 http://www.ohtaoilmill.co.jp/
■デンキウナギでイルミクリスマスよりも…家康公 生誕祭
さて、世間はクリスマスムード一色となっていますが、
今日から岡崎市が盛り上がるのが「家康公 生誕祭」です。
郷土の英雄、徳川家康公が岡崎城で誕生したのが……12月26日。
それをお祝いするお祭りが、岡崎公園などで今日から4日間、繰り広げられます。
このあと午後1時からのオープニングでは、
八丁味噌を仕込んだ桶で造った「味噌六太鼓」による、
生誕祝い演奏が行われ開幕。
縁起物グッズ販売や、岡崎のおいしいものが大集合。
期間中は岡崎公園の園内の通路が、ほのかなLEDライトで照らされたり、
岡崎城から上空に向けて、ライトの照射が行われます。
これも、クリスマスムードを盛り上げるため……ではなく、
家康公が生まれた際に、空に龍が昇ったという伝説の再現です。
詳しくは:家康公生誕祭https://www.ieyasu-seitansai.com

ジャズライブや武将隊による特別公演もあるそうです。
世の中とちょっと違った、年末の過ごし方。
今日から26日まで、岡崎で家康に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
「東海3県行ったつもり!?」、第12回は「愛知県 岡崎市」をご紹介しました。