東海3県行ったつもり!? 第25回 岐阜県 笠松町 東海3県行ったつもり!?
東海3県行ったつもり!? 第25回「岐阜県 笠松町」
第25回は「岐阜県 笠松町」に行ったつもり!!
■笠松町の紹介
笠松町は、岐阜県と愛知県の境にある人口およそ2万2千人の街です。
町は、木曽川に沿うような形になっていて、面積の3分の1が木曽川です。
かつては尾張国でしたが、天正時代の木曽川の氾濫によって川の流れる位置が変わり、
美濃国となり、現在は岐阜県になっています。
古くから、木曽川を通じて、岐阜と名古屋を結ぶ交通の要衝で、
江戸時代は、幕府の直轄地として笠松陣屋が置かれ、
明治時代始めには岐阜県庁も置かれていて、まさに岐阜の政治・経済の中心でした。
トンボが多く生息している池「トンボ天国」や、川沿いにある笠松競馬場、笠松川まつり、
リバーサイドカーニバルなど、川を生かした名所やイベントが多いのが特徴です。
■子どもの成長・健康と縁結び その源は・・・へそ
笠松町で縁結びの神様として親しまれている「魂生大明神」は、男性のシンボルがご神体。
子宝、安産、縁結びにもご利益があるとされているのですが、境内に「へそ塚」が祀られています。
へそ塚は、生命の源・愛情の源として「へその緒」を預かることで、子どもの成長、心と体の健康を祈願したもので、
「魂生大明神」が笠松陣屋の近くにあった頃はお堂もあったそうです。
移転の際に「へそ塚」は、一度なくなってしまったのですが、現在は再び石碑として、再建されています。
確かに、生命の源はへその緒から、ですものね。
健康を願うなら、その原点を見つめ直そうという意味もありそうですね。
詳しくは:笠松町教育文化課 058-388-3231
■地方から全国へ…小倉と栗で オグリキャップもなか
笠松町といえば、笠松競馬場。
そんな笠松競馬場が生んだ名馬といえば、オグリキャップです。
もともとは地方競馬の競走馬として笠松でデビュー。その後、中央競馬に移籍して大活躍。競馬ブームを再燃させたほどでした。
そんなオグリキャップをイメージした「郷土銘菓・オグリキャップ」を製造・販売しているのが「御菓子司 小梅」です。
「郷土銘菓・オグリキャップ」は、北海道産大粒小豆と、栗がぎっしりと詰まった「もなか」で…
小倉と栗で「オグリ」。
もなか自体もオグリキャップをイメージした形となっています。
競馬好き、乗馬好きな方へのギフトとして人気で、通常パッケージもありますが、かわいらしい馬のデザインパッケージがギフトには人気です。
「地方から中央に移籍して大活躍」という経緯にあやかりたい「縁起物」としての使われ方も多いそうですよ。
他にも「御菓子司 小梅」では、馬の蹄鉄をかたどった、風水的にも縁起の良い「蹄鉄クッキー」も、贈り物に人気なんだそう。
詳しくは:御菓子司 小梅 058-388-0651 https://www.rakuten.ne.jp/gold/koume/
■桜ライトアップ おみこしや大名行列もにぎやかに
笠松町では、3月25日(日)から4月15日(日)まで、「笠松春祭り」が開催され、
期間中は、2キロにわたって桜並木が続く、「奈良津堤」が開花状況に合わせてライトアップされます。
また、4月14日(土)には、本町通りを歩行者天国にしての「笠松陣屋市」、お御輿の奉納やステージイベント満載の「宵まつり」
15日(日)には「大名行列お奴行列・町内御輿」が行われます。
掛け声とともに、毛槍や鳥毛を投げ渡しながらの、「お奴行列」は全国的にも珍しく、県の重要無形民俗文化財に指定されています。
詳しくは:笠松町環境経済課 058-388-1114
行ったつもり・・・ではなく、実際におでかけになってみてはいかがですか?