東海3県行ったつもり!? 第26回 岐阜県 八百津町 東海3県行ったつもり!?
東海3県行ったつもり!? 第26回「岐阜県 八百津町」
第26回は「岐阜県 八百津町」に行ったつもり!!
■八百津町の紹介
八百津町は、飛騨川と木曽川に挟まれた、人口およそ1万1千人の街です。
古くから水運の川港として栄えた町で、海の無い岐阜県にもかかわらず、
港を意味する「津」という文字が町の名に入っています。
林業とともに醸造業やお菓子作りが盛んで、
地酒にお酢、地元で愛されている醤油や味噌をはじめ、
栗きんとんに、八百津せんべいも有名です。
八百津せんべいは戦後、全国的なヒット商品となり、
最盛期には北海道から九州まで流通していました。
そして、八百津町ゆかりの人物といえば、
戦時中に多くのユダヤ人を救った、外交官・杉原千畝氏。
人道の丘公園・杉原千畝記念館には、
多くの外国人が訪れています。
■モダンなヨーロッパ風建築はコスプレの穴場!?
明治44年から昭和49年まで使われた「八百津発電所」は、
ヨーロッパ風建築の面影を残し、モダン、優雅、そして風格に満ちあふれています。
レンガ造り、モルタル塗りの外観は、歴史ロマンたっぷり。
日本の水力発電の歴史を物語る貴重な資源として、国の重要文化財に指定。
それにあわせて、資料館としてオープンしたのが平成10年。
そんな「旧八百津発電所資料館」では、
水力発電のルーツを知ることができ、
電気によって生活様式がどう移り変わったかを学べ、
さらに木曽川の歴史も知ることができます。
小中学生には社会見学の場として、
工業高校生には学びの場として活用されているのですが、
なんと、それだけでなく。その歴史ロマンあふれる風情が、
コスプレ撮影の穴場として、注目を集めているそうですよ。
詳しくは:旧八百津発電所資料館 0574-43-3687
■八百津だんじり祭の華やぎをお菓子に だんじり絵巻
八百津町は、栗の産地としても知られていまして、
栗を生かした和菓子がたくさんあります。
100年以上の歴史を誇る「亀喜総本家」は、
「元祖・栗金とん本舗」。
そんな伝統の和菓子店が、地元に古くから伝わるお祭りを、
イメージした逸品を作っています。「だんじり絵巻」です。
八百津町の春の風物詩「だんじり祭り」の華やぎをお菓子に。
蒸し羊かんで栗きんとんの餡を巻いて、
桃山種の生地で、包んで焼きあげられています。
手むきの栗をメインに、歴史と伝統、そして味の重みが感じられ、
また、断面も面白く、切り分ける楽しさもあります。
亀喜総本家では、栗きんとんはもちろん、
純栗むしようかんや、特大の栗饅頭なども人気です。
お店では、だんじり祭りの勇壮な映像が流れ、観光情報も充実、
無料のお茶で休憩もできます。また商品は、インターネットでもお買い求めいただけます。
詳しくは:亀喜総本家 0574-43-0147 http://www.nande.com/kameki/
■船のような山車と絢爛豪華な山車 2週連続でお祭り
八百津町では、4月になると2つの大きなお祭りが行われます。
4月7日・8日に行われるのが「八百津まつり・だんじり祭り」です。
練り歩きがあまりに勇壮なことから、別名「けんか祭り」と呼ばれ、
3つの巨大な山車が八百津大橋に集結すると、なんと合体!
1隻の船に姿を変えるのです。
かつて川の水運で栄えた八百津の歴史を色濃く残す、元禄時代からのお祭りです。
その翌週、15日に開催されるのが「久田見まつり」です。
こちらは、6両の絢爛豪華な山車の上で繰り広げられる、
からくり人形劇が見ものです。
「糸切りからくり」という独特な技法と操作で、独創的なからくりとなっています。
詳しくは:八百津町観光協会 0574-43-2111 https://kankou.yaotsu.jp

行ったつもり・・・ではなく、実際におでかけになってみてはいかが?
※このコーナーは、次回は6月にお送りする予定です。
少し間が空きますが、どうぞお楽しみに!!