夏休み…男女6人フィリピンへ!渡航の真相阻む壁とは? 予告
毎月1組の高校生が東海ラジオのスタジオで番組をつくる『高校ラジオクラブ』(月曜21:40-21:50)は、ただいま傑作選をお送りしています。22日は2019年3月に放送した聖霊高校と東海高校による共同制作番組。女子校と男子校の生徒4人による「合コン放送」になるかと思いきや、事態はとんでもない方向に転がります。
2019年3月の放送に出演したのは愛知県の私立高校に通う男女4人。当時聖霊高校2年生だった今井咲希さんと前田叶夢(かのん)さん、東海高校2年生だった前田幸希くんと高橋裕貴くんでした。キリスト教系女子校の聖霊と仏教系男子校の東海。接点が見出しにくい状況で収録はスタートしますが、「フィリピン」「ボランティア」という断片的なキーワードは出てくるもののいまいちつかめません。実は、別の東海高校生2人を含む合計6人が、同高校の教諭が取り組む貧困救済のボランティア活動に同行するため前年の夏休みフィリピンへ渡ったというもの。しかし崇高な目的の前に立ちはだかったのは「女子校と男子校の壁」でした。井田勝也アナウンサーの誘導でかろうじて会話の体裁を保っている4人。唯一積極的だった聖霊今井さんは「やった!女子校で男子とかかわってきてなかったから」と期待を膨らませますが、前田さんは「違うよ…」とポツリ。高校から女子だけの世界に入った今井さんとは異なり「私は中学から5年間男の人とかかわらずに学校生活…いえ『生活』を送ってきたから」と長いブランクを経た男子との対面に恐怖すら覚えている様子でした。さて出国当日。見送りの親とも離れた6人の心の距離が少しずつ縮まって…とはならず、ディベート部に所属する東海の前田くんが聖霊の前田さんに「女性専用車両についてどう思う?」と論争を仕掛けて険悪な雰囲気に。それを見ていた高橋くんは「いきなりこうなるんだ。なんとか鎮められないかと思ったけどできなかった」、今井さんも「私もじっと見ているしかなかった」と振り返ります。行きの機内では別の東海高校生が勉強をしはじめ、もはや会話どころではありません。行く前は前のめりだった今井さんの東海高校チームに対する満足度は「最初が80%とすると空港で50%になって、そこからどんどん下がっていって終わるころには10%でした」。ただ高橋くんへの好感度は下がることなく今井さん前田さんとも「「100%でした」」。以上の名場面を聴いたあと、大学生になった今井さんと高橋くんが電話で登場。さらに垢ぬけた高橋くんは開口一番「(全体の満足度)10%をよく守り切ったと思います」と面目を施せば、今井さんは「1年で大人になったなと思いました。あのときは恥ずかしいこと言ってたな」と落ち着いた声で笑っていました。そんな2人の近況やボランティア活動のその後は?次回29日の放送で詳しく聞きます。
節目の50回目を迎える高等学校ラジオ作品コンクール(東海ラジオ放送主催、三協協賛)でしたが、新型コロナウイルス感染拡大を考慮して今年の開催を見送ることになりました。しかしこのままではいけないということで番組では高校生たちのために一肌脱ぐことになりました。
『高校ラジオクラブ』を発表の場として活用してください!例えばコンクール用に企画していた番組をオンエアしたり、いま抱いている情熱や意見を発信する場として活用したり。LINEやSkypeなどを使った遠隔出演も可能です。1回の放送時間で使える時間は6分。スポンサーを務める株式会社三協社長の野原秀雄さんは「これからの世の中はこうあるべきだというのを大人たちに見せつけてほしい」。コンクール参加がラストチャンスだった学年に対しても「下級生たちにもぜひバトンをつなげてほしい」とエールを送りました。なお、コンクールは来年改めて「第50回」として開催します。節目の大会、ふるってご参加ください。もちろん、放送部員だけでなく高校生なら誰でも参加できるのがこの番組のウリ。この機会に、あなたが伝えたいことばや思いをラジオで放送してみませんか?参加方法は「データ送付」「遠隔出演」「スタジオ収録(当面の間1組3名以内)」の3つをご用意しました(データ送付についてはご相談ください)。応募は下の「R15」ロゴをクリック。公式Twitterも始めました。こちらもチェックしてください!
■高校ラジオクラブ
6月22日(月) 21:40-21:50