毎月1組の高校生が東海ラジオのスタジオで番組をつくる『高校ラジオクラブ』(月曜21:40-21:50)。今月は愛知・至学館高校3年男子によるお笑いコンビ「コッペパン」の近藤輝愛来さんと有賀優大さんが漫才に挑戦しています。お笑いに造詣の深い岐阜・中京高校1年古井日和さんも見守る中、自作のネタを成功させたコッペパン。余勢を駆ってプロの作家中内こもるさんによる書き下ろしネタを演じることになりましたが、事態は思わぬ展開になりました。
※この収録風景は三才ブックス『必聴ラジオ2021』にも掲載されています。

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「悔しい。以前の放送より成長している」とコッペパン自作の漫才をたたえるのは名古屋在住の作家で俳優の中内こもるさん。中京テレビ『オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。』でも構成を務めている中内さんに、東海ラジオ『中内こもる・覚前遥のラジオ道』(2020年終了)での縁もある井田勝也アナウンサーと源石和輝プロデューサーが彼らのためにネタの書き下ろしをお願いしていました。そもそも自作ネタがスベると踏んでいただけにまさかの健闘。完全燃焼したコッペパンはあろうことかプロが当て書きした作品に「そのネタ愛着ないですわ！」と当てこする始末でした。それでも中内さんは「落ち着いてもう一度自分のネタをやったほうがいいんじゃないかと」と大人の対応を見せました。そんな中での2本目披露。しかしコッペパン、冒頭からギクシャクした雰囲気を醸し出します。上滑りしたまま終盤を迎えたところでしゃべりが止まってしまい強制終了。「…番組としては珍しい構成ですね。一回成功してどん底に叩き落されるというのは」と構成作家ならではの感想を苦笑いしながら語る中内さんに「土下座しよ！」と小声で近藤さんに促す有賀さん。ところが中内さんが「まあ自分たちのネタでいっぱいいっぱいでしたからねえ」と理解を示すと「言い訳していいですか？」と懇願。「ダメです」と秒殺されていました。「着地はできなかったけど、僕が書いたネタを一言一句なぞるのではなく自分のことばにしていたのはよかったですね。あとはお互いの顔を見ながらやっていたところも。自作のネタのときはセリフを入れていた有賀くんの顔を近藤くんが見ていなくて変な間が空いたりしていましたが、僕のネタをやってくれたときはちゃんと顔を見ながらやってましたね。不安でお互いしか信頼できないというのもあったんでしょうけど(笑)」と劇作家としての視点で評価する中内さんに対して突然有賀くん、「これはドキュメンタリー番組なんですよ！」と絶叫。「ドキュメンタリーってことばが好きだなあ」とあきれる中内さんを尻目に「違う角度からも番組を作ってほしい！人間の哀れみが出るんですよ！この番組には喜怒哀楽が全部あるんです！」と熱弁をふるいはじめました。いやもう十分喜怒哀楽が出ていますよ。かと思えば源石Pとの収録前のメールのやりとりでネタの作者について「『プロライブ審査員経験あり、キングオブコント準々決勝進出、漫談で世界大会進出(パリ) 、オードリーの番組で構成担当』って書いてあったんですけど、中西…中内さんってひとことも書いてなかったんですよ。中内さんと分かっていたらもっと気合が入ったのに。てっきり井田さんが嘘ついて書いてるのかなと」と、取りようによっては各方面に失礼な御託を並べる始末。あの手この手でネタのやり直しを画策するコッペパンにスタジオの外にいた源石Pも「おまえらいい加減にしろ！」と怒鳴り込んできました。強気な発言を織り交ぜつつ小声で何度も「申し訳ない」「すみません」を繰り返す有賀さんと終始無言の近藤さん。どこまでも対照的なコンビのドキュメンタリーができあがりました。ひとまず漫才はクリアということにしておきましょうか。2月も近藤さん、有賀さん、古井さんによる高校ラジオクラブをお届け。次週1日からはラジオ通古井さんの番組にコッペパンがゲスト出演する形でトークスキルを鍛えます。

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高校生なら誰でも参加できるのがこの番組のウリ。この機会に、あなたが伝えたいことばや思いをラジオで放送してみませんか？参加方法は「データ送付」「リモート出演」「スタジオ収録」の3つをご用意しました(データ送付についてはご相談ください)。そしていよいよスタジオ収録を再開！東海ラジオのスタジオを体験したい人は奮ってご参加ください！「密を避けたい」「名古屋は遠いんだけど」というあなたにはリモート収録にも対応します！応募は下の「R15」ロゴをクリック。公式Twitterも始めました。こちらもチェックしてください。あなたのご参加をお待ちしています！

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■高校ラジオクラブ
1月25日(月) 21:40-21:50