安蒜豊三 きょうもよろしく

映画「セルジオ&セルゲイ 宇宙からハロー」


11月29日

映画「セルジオ&セルゲイ  宇宙からハロー」12月1日(土)公開
キューバで暮らす大学教授のセルジオと宇宙ステーション「ミール」滞在中の宇宙飛行士セルゲイは
無線で交信するうちに、国境も身分も大気圏も越えて親友になる。
しかし、母国ソ連崩壊でセルゲイの帰還は無期限延長に。
友を救おうとセルジオは、社会主義体制下で役人に目をつけられているにもかかわらず動き出した。

冷戦終結直後に起きた出来事をモデルにしたゆるくて温かいコメディ。
全編通じたレトロ感(キューバの苦しい経済情勢ゆえなんだけど)が心地よい。
状況が苦しくても、国の行方が見えなくても 前向きな明るい登場人物たちを見習いたい。

本「このゴミは収集できません  ゴミ清掃員が見たあり得ない光景」

11月27日、28日

このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景
滝沢 秀一 (著)(白夜書房)    



お笑いコンビ「マシンガンズ」。芸人活動の傍ら、ゴミ清掃員のアルバイトを始めたのは今から6年前。当時36歳。
子どもができ「3月までに40万持ってこい」と奥さんに言われたことがきっかけ。
唯一、即採用してくれたのがゴミ清掃会社だった。
ゴミを通して観察できた経済格差や、ごみ集積所から見えてくる地域の治安や物件、清掃員あるあるネタ、
清掃員の1日や働く仲間の紹介、みんなに考えてほしいゴミのこと、
ゴミ清掃の現場で働いてわかった、「引っ越しのコツ」や「民度の測り方」。
ゴミ収集中の体験や気づきを発信したツイッターが話題を呼び、書籍化された。  

実体験したものにしか見えない現実が興味深い。
お笑い芸人らしい表現と文体だが、日本社会の1つの断面を描いたドキュメンタリーでもある。
読んでよかった。


本紹介 「妻のトリセツ」



11月22日、21日  
本紹介 「妻のトリセツ (講談社+α新書) 黒川 伊保子 (著)  

【妻にひとこと言えば10倍返し。ついでに10年前のことまで蒸し返す。
脳科学の立場から女性脳の仕組みを前提に妻の不機嫌や怒りの理由を解説し、夫側からの対策をまとめた、
家庭に平穏を取り戻すために妻の取扱説明書である。 】とのこと。

男女の脳の違いから、すれ違いの原因と対策を授ける本。
これまでにもこのような本はあったが、読みやすく「なるほど」と参考になる。
妻の愚痴に、解決策を提案するより、「寄り添う、共感する」ようにしてみよう。


映画 「エリック・クラプトン 12小節の人生」


11月22日(木)  
映画 「エリック・クラプトン 12小節の人生」 翌11月23日(金祝)公開

「ギターの神様」エリック・クラプトンを追ったドキュメンタリー。
ドラッグとアルコールに溺れ、息子のコナー君を亡くすなど激動の半生を、
日記や直筆の手紙、これまで世に出回っていない映像などを通じて振り返る。
クラプトン自身がナレーションを担当。

愛する家族も得た幸せな今だから語れるのでしょうね。
本人が薬を吸引してラリっている赤裸々なシーンに声もでない。

コナー君を失った絶望から、彼を救ったのは音楽。
アルコールや薬物ではなく、音楽で乗り切った。
そのエピソードの後に流れる 「Tears in Heaven」に落涙・・・


映画「鈴木家の嘘」


11月16日(金)  
映画「鈴木家の嘘」 11月16日から公開

鈴木家の長男がある日突然、自分の部屋で自死した。
第一発見者の母はショックのあまり記憶を失ってしまう。

1ヵ月後に意識を取り戻した母に、家族ははとっさに
「お兄ちゃんは引きこもりをやめて、仕事のためにアルゼンチンにいる。」と嘘をつく。
それは、母がショックを受けないようにするため。
娘は兄になりかわって手紙をしたため、親戚たちも巻き込んでのアリバイ作りにいそしむ。
しかし、長男の自立を喜ぶ母のための嘘をいつまでも続けられなくなった。
さて、どうなるのか?

肉親の自死から始まる重そうな物語だが、日常の暮らしの様子や人間のどうしようもないエピソードが
喜劇のような「くすり」とさせるテイストを醸しだしています。
味わい深い作品です。
何を考えてるのかわからない父役の岸辺一徳さんが効いています。