安蒜豊三 きょうもよろしく

  • radiko.jp

カレンダー

ブログ内検索

RSS2.0

[login]

a-blog cms

「よろしく劇場」 『オフィシャル・シークレット』 


「よろしく劇場」  
『オフィシャル・シークレット』 8月28日(金)公開

2003年イラク戦争直前、英国女性諜報職員のリークが英米政府を揺るがせた「キャサリン・ガン事件」。
イラク戦争を止めようとした女性の実話に基づく作品。


英国の諜報機関GCHQ(政府通信本部)で働くキャサリン・ガン(キーラ・ナイトレイ)は、
アメリカの諜報機関NSA(国家安全保障局)からGCHQ宛てに送られた
イラク侵攻を正当化するためのスパイ活動を指示するメールを目にする。

その内容に憤りを感じたキャサリンは開戦を阻止しようと、マスコミにリークする。
しかし告発も虚しく、イラク侵攻は開始され、キャサリンは機密漏洩の罪で起訴される。

事実をもとにしているので、結果はわかっているが、そこに至る経緯がスリリングに描かれている。
当局の取り調べ官から、国への裏切りと問い詰められたキャサリンは
「政府が国民を守れるよう私は情報を集める。政府が国民に嘘をつくためではない。」と語る。

森友学園をめぐる公文書の改ざん事件で自ら死を選んだ
元財務省近畿財務局職員・赤木俊夫さんが、
『僕の雇用主は国民。国民のために働けることに誇りを持っている』と生前に語っていたことが思い起こされた。

「国のために」というのは、一時の支配者に忠誠を誓い、おもねることでないのだ。

よろしく劇場 映画「はりぼて」

「よろしく劇場」
映画「はりぼて」名演小劇場   8/22   三重県 伊勢進富座 11/7  

2016年に富山市議会で議員14人の大量辞職につながった政務活動費不正問題を調査報道で明らかにした
地元チューリップテレビの4年間の取材活動を描いたドキュメンタリー映画 。
日本記者クラブ賞特別賞、ギャラクシー賞報道活動部門大賞、菊池寛賞


市政担当記者らが情報公開請求で得た9千枚以上の書類をチェック。
1枚ずつ不審な領収書を糸口に次々と政活費の不正を明らかにしてゆく。
市議たちは領収書を偽造し、ネコババしていた。

その手口がせこい。やってもいない市政報告会のチラシ印刷費を、業者からの白紙領収書ででっち上げ。
お茶や菓子の領収書の1000円を2000円に加筆。行ってもいない地方視察の領収書。 (カラ出張)。
記者が一つ一つ質問していくが、とぼけ、うろたえ、言い逃れできないとなると、目が泳ぐ。
芝居以外でリアルで見られるのは希少かも。
本当に「目は泳ぐ」のかと笑えた。

しかも、市議会事務局や教育委員会が情報公開請求の事実を
市議会関係者に漏洩していたことまで明らかになる。
彼らは、市職員で、議員の多くは彼らの先輩にあたるから、なあなあの関係。
これを詫びにチューリップTVに来社するが、しどろもどろ。

報道ドキュメントであるが、効果音やBGMがコメディ色を醸し出している。
議員らのうろたえぶり、会見やコメントに失笑、冷笑、苦笑、爆笑。
しかし、なんだか苦いものが残る。笑って済まされない話なんだが・・
また、人事異動、退社など、取材チームスタッフのその後にも触れているが、
その詳細がうやむやになっているモヤモヤ感がリアル。  

よろしく劇場 『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』


8月14日
映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』
8月14日(金)公開  

秘密主義の独裁国家ソ連に潜入し、暗部を取材したジャーナリストが主人公の、
事実を基にした政治・歴史的サスペンス作品。

第二次世界大戦前の1933年、若き英国人記者ガレス・ジョーンズには、
世界恐慌のなか、なぜスターリン独裁下のソ連だけが繁栄しているのかという疑問があった。
その謎を解くために、外国人記者を監視する当局の目をかいくぐり、 凍てつくウクライナの地を踏む。

肥沃なウクライナのはずが、 330万人が犠牲になったといわれている“ホロドモール”と呼ばれる大飢饉で、
悲惨な状況だった。 これはスターリンによる独裁で強制的に食料が徴収された結果だった。

ジョーンズは、新聞で告発しようとしたが、ソ連当局の脅しや、妨害で 記事はデマ扱い、
世間からは嘘つき呼ばわりされ苦しみを味わう。

テーマからして重いですが、
スターリン支配下のソ連でこんなことがあったのかと 学校では教わらなかった歴史を知った。
サスペンスとして、歴史ものとして興味深い一本だった。

「よろしく劇場」 「ファヒム パリが見た奇跡」


8月7日放送「よろしく劇場」
「ファヒム パリが見た奇跡」 8/14(金)公開

瀬戸市出身、将棋の藤井棋聖の快進撃が続くなか、
これは父親とバングラディシュからフランスへ亡命した8歳の少年ファヒムが
チェスのチャンピオンになった実話に基づく作品。

ヨーロッパで深刻な問題となっている移民問題が背景にあるが、
少年の挑戦と親子愛、国や文化を超えた師弟愛と友情を描いたさわやかなエンタメ作品。
途中まで、フランスに来たのは出稼ぎ目的ではないかと思いながら見ていたが、
命の危険にかかわる亡命であることが分かってくるとともに、親子へ感情移入していく。
世界的に差別、排除の論理が強くなっているなか、人権や自由を生んだフランスの理想を問いかけている。
きれいごとといえばそうかもしれないが・・・・
家族で見られる一本。