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よろしく劇場『プリズン・エスケープ』脱出への10の鍵


10/16(金)  よろしく劇場『プリズン・エスケープ』脱出への10の鍵

ハリー・ポッターを演じたダニエル・ラドクリフ主演最新作。
魔法は使えない。伸ぶ放題の髪と髭ヅら。武器は、知恵と木でできたカギ。
“木鍵”を使った脱獄計画に挑んだ実話を映画化。

南アフリカ人のティムは、白人でありながら、アパルトヘイトに反対する
ネルソン・マンデラ率いる組織「アフリカ民族会議(ANC)」の活動を行い、
1978年にプレトリア刑務所に投獄されたが、 政権に対し抵抗のメッセージを送るために脱走を決意する。
木製の鍵を作って脱獄することを思いついたティムらは、看守らの厳しい監視の中、
綿密な観察、さまざまな道具を駆使して脱獄の準備を行う。

これまでの脱獄ものとはちょっと色合いが違い、極端なバイオレンスや豪快、颯爽とした感じは薄く、
看守が腰にぶら下げている 金属製の鍵の形を観察して,細かい木工作業にいそしむ地道な長い日々が続く。
必要なカギは10個、それぞれ作っては夜中に看守の目を盗んで試していく。
一番外のカギを開けるために、毎晩ひとつずつ開けて脱出範囲を伸ばしては、 それぞれの独房に戻る日々。
所詮、木製だから、途中で折れて鍵穴に残ってしまうトラブルや、
掃除用のモップの柄を改造した道具で、手が届かない鍵穴にカギを入れたりと、
手に入るものを活用していく知恵が楽しい。

白人にもアパルトヘイトと戦った人々がいたことは初めて知った。
とはいえ、ほとんど政治色はないので、ほぼエンタメとして見られる。
刑務所もそれほど厳重でもないのが気になるが、ハラハラの見ごたえは充分。
窮地を救うのは、冷静さと知恵であることを教えてくれる。