安蒜豊三 きょうもよろしく

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よろしく劇場 「音響ハウス Melody-Go-Round」

よろしく劇場  「音響ハウス Melody-Go-Round」
12月18日 センチュリーシネマ  
1月15日 ミッドランドシネマ名古屋、刈谷日劇

1974年12月に東京・銀座に設立され、いわゆるシティポップの名曲や名盤を生み出してきた
レコーディングスタジオ・音響ハウスにスポットを当てた音楽ドキュメンタリー。

音響ハウスとの出会いや思い入れ、 楽曲の誕生秘話を語るのは、
坂本龍一をはじめ、松任谷由実、松任谷正隆、佐野元春、綾戸智恵、
矢野顕子、鈴木慶一、デイヴィッド・リー・ロス(ヴァン・ヘイレン)ら多彩な顔触れ。
さらに当時のプロデューサーやエンジニアにもカメラが向けられている。

忌野清志郎と坂本龍一がコラボした資生堂CMソング「い・け・な・いルージュマジック」。
2人が組んだいきさつや「いけない」という言葉にまつわるエピソードをプロデューサーが証言。

YMO時代から音響ハウスで試行錯誤を繰り返してきた坂本は、
当時は「僕、音響に住んでる」が口癖になるほど通い詰めていたエピソードを披露。
いわく「銀座にこんなスタジオがあることが奇跡」と語る。
「音の良さ」に加え、子育てしながらレコーディングに臨んでいた矢野顕子からは
「居心地の良さ」を物語るエピソードも。

音響ハウスの歴史と日本の音楽史に与えた影響を俯瞰するだけでは終わらない。
ギタリストの佐橋佳幸とレコーディングエンジニアの飯尾芳史が発起人となり、
大貫妙子、葉加瀬太郎、井上鑑、高橋幸宏らによる コラボ新曲「Melody-Go-Round」のレコーディングにも密着。
13歳の女性シンガー・HANAと「銀映堂」とクレジットされた凄腕たちによるこの曲は、
シティポップの王道で心地よい。
この路線で、アルバムを作ってくれないか・・・

レコーディングプロセスを見ていると、自分がスタッフのひとりになっているような錯覚におちいるとともに、
ものづくり、音楽づくりの醍醐味が伝わる。
一緒に作る、合奏することで生まれるケミストリー(化学反応)が見えるようだ。
40年以上、スタジオを支えてきたエンジニアの遠藤さん。
決まった時間に決まったルートで出退勤し、娘のような若いエンジニアと入念に機材チェック。
こんな職人とアーティストと、スタジオという場が多くの素晴らしい音楽を生み出してきたんだなぁ。
プロフェッショナル達に、どんどん引き込まれる濃密な99分。