安蒜豊三 きょうもよろしく

  • radiko.jp

カレンダー

ブログ内検索

RSS2.0

[login]

a-blog cms

よろしく劇場 「ある人質 生還までの398日」

2月19日 「よろしく劇場」
「ある人質 生還までの398日」 2月19日 各シネコン公開

2013年5月から398日間にわたってシリアで過激派組織IS(イスラム国)の人質となり、
奇跡的に生還を果たしたデンマーク人の写真家ダニエル・リューの実話映画化。

代表チームに選ばれた体操選手だったが、怪我による挫折を経て写真家に。
戦争の中の普通の人々の日常を世界に伝えようと、内戦中のシリアに渡ったが、
現地武装勢力に捕らわれ,スパイの疑いをかけられる。

現地はカオス状態。
イスラム過激派の資金調達のための誘拐ビジネスが活発化していた。

一方、庶民である母国の家族に、ISからの要求がメールで届く。
貯金をかき集め、保険を解約しても到底払えない巨額の身代金。

政府は、「テロリストと取り引きしない」方針のために身代金の肩代わりも貸与も断られる。
法外な身代金の調達に奔走するダニエルの家族は、解放交渉にあたるエージェントを雇う。
シリア、隣国トルコとデンマークを行き来しながらISと交渉し、家族と相談する。
そんな、人質ビジネスの知られざる裏の事情がスリリング。


ISなどの過激派による人質事件の際、一部に「自己責任論」が唱えらえたが、
危険な紛争地域から事実を知らせてくれるジャーナリストの存在をあらためて認識したい。

残虐な拷問と飢え、恐怖と不安に苛まれる地獄で出会った
アメリカ人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリーの存在が心を打つ。
常にユーモアを忘れず、他の人質を励ますジェームズに、 人間の尊厳、プライドや愛を見た。

邦題にあるようにダニエルは生還する。その後のエピソードも印象深い。