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よろしく劇場 「白い牛のバラッド」

「白い牛のバラッド」
2月18日公開 愛知 伏見ミリオン座    
4月2日(土)公開 三重 伊勢進富座本館  

愛する夫を1年前に冤罪で処刑されてしまった 未亡人ミナの苦闘を描くイラン映画。
2021年ベルリン国際映画祭他、世界各国の映画祭受賞、ノミネート

テヘランの牛乳工場で働きながら耳の聞こえない幼い娘ビタを育てるミナは、
1年前に夫のババクを殺人罪で死刑に処せられたシングルマザー。
ある日、裁判所に呼び出され、信じがたい事実を告げられる。
ババクが告訴された殺人事件で別の人物が真犯人だったというのだ。
つまり、夫バハクは無実の罪で死刑にされていたのだ。
裁判をやり直すわけではなく、賠償金が支払われるという。
しかし、納得できないミナは、担当判事への謝罪を求めるが門前払いされてしまう。
そんな時、夫の旧友と称する中年男性レザが訪ねてきた。
レザは生活の苦しい親子に助けの手を差し伸べてくれるようになる。
やがて3人は家族のように親密な関係を育んでいくが・・・

その秘密は、観客であるこちらは中盤以降知ることとなる。
レザの抱えた秘密と苦しみも痛いほど理解できだけに、
3人のほほえましい関係と、 慎み深くひかれあっていくミナとレザの姿が切ない。
なんとか、2人が結ばれて3人仲良く暮らせないのか。
そんな願いを抱いてしまった。
しかし、ついにミナは不幸な形で真実を知ってしまう。

女性の生きづらさ・シングルマザー家庭の貧困、 間違いをなかなか認めない司法。
冤罪の可能性が高い死刑囚がいつまでも放置されているケースは日本にもある。
重いテーマが背景ながら、悲恋ともとることができる。