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ゲンカレチ 専務車掌 源石和輝

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18,19,20歳のあなたへ 定期列車

参議院議員選挙が公示されました。


我が家にも投票のお知らせが届きました。

先日「高校ラジオクラブII」選挙スペシャルの収録に立ち会いました。
現役高校生が現役国会議員に選挙や政治の疑問をぶつけました。
堂々と聞く高校生。堂々と答える議員。
有権者になって25年ですが、自分の無知を恥じる場面もありました。
もとより有権者歴の長い短いは関係ありません。
新しく権利を手にしたあなた、堂々と投票所に足を運んでください。

「誰に/どこに投票していいかわからない」
「何を基準に投票していいかわからない」
「投票したい候補者や政党が見つからない」
「不満はあるが仕方ない」
「投票しても何も変わらない」
投票に行かない理由はさまざまです。
でもこれだけは押さえておいてください。
「政治家に何をしてもらうかではなく、何をやらせるか」

そもそも「何をしてもらうか」を軸に選ぶこと自体を考え直してみませんか?
自分が望むことを100%叶えてくれる政治家や政党はありません。
選択肢がなくなるばかりか、あとで「裏切られた」思いが強くなるばかりです。
そうすると政治への興味は薄れますし、何でも政治のせいにしちゃいますよね。
だったら考え方を変えればいいのです。
「この候補者や政党に自分のしたい仕事をやらせよう」と。

選挙というのはこれまでの実績を評価するばかりでなく、
これからどうするのかを自分で決められる場です。
「こうしてほしい」という積極的な動機でも、
「こうしてほしくない」という消極的な動機でもいいのです。

ただ投票用紙にそんなことは書けませんから、
自分の考えに一番近い名前や党名を書くことになります。
最適解がなければ少しでもマシなところを選ぶ、というのはそういうことです。

「だったら自分が『日本をどうするか』のマニフェストを持っていなくちゃ!」
そうなんですよ。そこまで気づけばOKです。
何のビジョンもないより多少でもあったほうが選びやすくなるはずですから。
自分のビジョンがないときに限って「薄っぺらいマニフェストだ!」
「この候補者の言いたいことがわからない」と思いがちです。
でもそれってわかりにくくて薄っぺらな自分の裏返しなんですね。

こんなことを話している自分自身も
選挙のたびに迷ったり悩んだりムカついたりしています。
情報を集めなくっちゃと思うのですが、これが思うように集まりません。
メディアの中にいててアレですが、
公示期間はふたが閉じたように情報や意見が取り出しにくくなるのですよ。

各候補者や政党間でバランスを取ろうとするあまり、
なるべく均一に、なるべく突出しないように“配慮”してしまうんですね。
そこを潜り抜けていかに“生きた情報や意見”に触れるか。
そのためにも“自分マニフェスト”が必要になってきます。
自分の目で見、耳で聴き、足で稼ぐ必要が出てきます。

仮に自分の望みを100%叶えてくれる政治家や政党があっても、
すべての政治家や政党がそうではありません。
もしそんな国があったらとっても不自由なことでしょう。
考えの異なる人たちが集まるからこそ、議論は熟します。
そこから新たな考えが生まれることもあります。
日本には1億3000万もの異なる考えがあります。
それを取捨選択したりまとめたりしてなるべく多くの人が納得行くように、
また人数は少なくてもそこを手厚くすればみんなが豊かになるように、
そういう仕事をするところが政治であると、僕は考えています。

だから迷ったり悩んだりムカついたりしながらも、投票所に向かうのです。

一方で仕事としても、今回の選挙に携わります。
情報の送り手として大したことはできませんが、
一票を投じるにあたって有権者のどんな思いが込められているかを、
少しでも明らかにできるような役割を果たしたいと考えています。

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