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思うこと  NO SPORTS NO LIFE

2012シーズン、いいスタートを切った中日、負け試合ではありますが書きたくなる試合がありました。正しいとか間違っているとか、そんな話じゃないんですけどね・・・

4月8日、ヤクルトとの一戦。多くの“間”を感じる一戦だった。投手戦で始まった試合。6回ヤクルトが1点を先制、好投を続けていた赤川には喉から手が出るほどほしかった1点。しかしその裏、中日先頭打者ディアイスがヒットで出塁する。ここで面白い“間”が生じた。決めていれば中日ベンチはすぐに代走の決断、しかし、その動きがない。守るヤクルトはベテランの宮本が赤川の所へ。いやなムードを感じたベテランなりの配慮だと思う。宮本の言葉に赤川は2度3度うなずく。そして宮本がサードに戻ったところで中日ベンチは代走の藤井を送った。この“間”がどう出るか僕は楽しみだった。おそらく代走の決断を中日ベンチはしていなかった。宮本が作った“間”が中日ベンチに考える“時間“を与えたと思う。結果、代走藤井が一塁を飛び出しランダウンプレーに。盗塁死、中日はチャンスを潰す。では宮本が”間“を作らず赤川はすぐに荒木に対していれば・・投球の途中で代走を送っただろうか。勿論、決めていたのに代走藤井の準備ができていなかったなど色々な理由は考えられる。
さらに延長10回裏、3-1ヤクルト2点リード、3時間30分ルールによりこの回で終了。野手の交代はもういない中日、2死満塁のチャンスで打者、堂上直倫。投手は若干20歳のヤクルト平井、1,2球外れてカウント2ボール。ここで堂上直は打席を外す。ネクストサークルにスプレーをかけに行く。和田から助言を受けていた。なぜ外したのかと思う。経験の浅い平井はあきらかに動揺していた。堂上直がつくった“間”は平井に落ち着きを与える“時間”になるのではないか。結果、3球目、低めの厳しい球に手を出した堂上直はサードゴロ。試合は終わった。堂上が自分の判断で外したのか、和田が後ろから呼んだのか、わからない。これはすべて結果論、何が正しかったかはわからない。それはどちらでもいい。以前現中日2軍監督、鈴木孝政氏から解説時代こんな話を聞いた。「野球には間がある。だから考える。考えなくていい事まで。そして不安になる」考え、結論を出し、結果ミスをする。“間“が勝敗に絡むスポーツ野球。人間は常に正しい結論を出せない。僕にとって実に面白い試合だった。

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