野球、万博、ANN…「何でもやれる」高校生たちの番組名場面 予告
毎月1組の高校生が東海ラジオのスタジオで番組をつくる『高校ラジオクラブ』(月曜21:40-21:50)…ですが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で現在収録を見合わせています。そこで、番組スポンサーの株式会社三協社長の野原秀雄さんとプロデューサー兼初代パーソナリティの源石和輝アナウンサーを迎えて傑作選をお送りしています。13日は2004年から2010年まで放送された第1期の思い出と名場面をどうぞ。
2000年にラジオドラマとしてスタートした『高校ラジオクラブ』。2004年から高校生が参加する現在の形になりました。「第1期で多かった番組のスタイルは?」と尋ねる現在のパーソナリティ井田勝也アナウンサーに対し野原さんは「自己表現が多かったですね。漫才、お芝居、DJスタイル…とにかく何でもやれた。『オールナイトニッポン』風のものもありました」。第1回となった2004年10月2日の放送のサブタイトルはズバリ『オレナイトニッポン』。まさに深夜放送スタイルのフリートークが展開されました。2005年に開催された愛・地球博を取材した番組や、高校野球の地方大会出場校を応援する企画も。「あれは源石アナウンサーが野球実況をやりたかっただけなんですよね」と振り返る野原さんに井田アナもニヤニヤしながら同意していました。そのころ番組審議会にかかったエピソードも披露。「賑やかな番組を提出したんですけど、当時の審議委員のみなさんにはガチャガチャした雰囲気が合わなかったみたいで。そこで『待ってくれ!』と持ってきたラジカセで朗読やドラマの回も再生して納得してもらいました」。そんな源石アナの熱い魂に野原さんも「僕も当時40代で。とにかく番組づくりに立ち会うのが楽しくて仕方なかった。今ももちろんそうなんだけど。『高校生はこんなことを考えているんですよ』というのを親や祖父母に聴いてもらいたい。年齢ギャップが分かったうえで聴く姿がこれからも続くといいな」。スポンサー、スタッフ、そして高校生たちの熱意で支えられて20年。「何でもやれる」高校ラジオクラブの伝統は現在も息づいています。
■高校ラジオクラブ
4月13日(月) 21:40-21:50