『大きく振りかぶって』
東海地方もきのう梅雨入り。きょうは一日、雨が降り続いています。ちょっと用事がありまして、ナゴヤ球場に行ってきました。1軍、2軍ともに遠征中。わたしが大好きな、取材日和です。
ルーキー・金丸夢斗選手が練習していました。そうか、東北遠征には帯同していないんですね。取材チャンス!
金丸選手は現在のプロ野球選手では珍しい、大きく振りかぶって投げる投手です。あの松坂大輔選手も振りかぶって投げていました。ドラゴンズの投手では阿知羅拓馬選手以来の、大きく振りかぶる=ワインドアップで投げる投手です。いや~カッコいい。
山本昌さんが「『ピッチャー、大きく振りかぶって第一球を投げました!』とラジオで聴くのが良いんだよ。カッコいいじゃん。」というワインドアップ。わたしも全く同感です。でも、癖が出やすいとか、セットポジションで投げても出力は変わらないとか、マイナス面もあります。そうなると、必要でない投げ方なのかもしれません。
だけど、カッコいい。
大学時代からワインドアップを始めた金丸選手。きっとなにかこだわりがあるはず。教えて、金丸選手!
「カッコいいとかそういうのは別になくて、投げやすいからです」
…え?
「珍しいよねとは言われますが、僕は投げやすいんです。それだけです」
憧れやこだわりというより、単純にパフォーマンスが上がるという理由でした。
いいんです。勝手にワインドアップにロマンを求めているのはわたしです。金丸選手の美しいワインドアップが、わたしは好きなんです。