お知らせ
【8/3(日)14:00~16:00】番組部門「ラジオ教養」『オールドルーキー』、番組部門「ラジオエンターテインメント」『魔法が解けるまで〜その日限りの鍵盤〜』で1位となった二つの作品を再放送 お知らせ
52歳10ヶ月でのプロ野球実況デビューを描いた『オールドルーキー』
番組部門「ラジオ教養」で1位となったのは、キャリア30年を超えるベテランアナウンサーがプロ野球の実況デビューを描いた『オールドルーキー』。52歳10ヶ月での実況デビューはおそらく史上最年長であり、その源石アナウンサーがどのような経緯でスポーツ実況の世界に踏み出し、準備を重ねてきたのかを丁寧に追いながら、スポーツアナウンサーという職業の特殊性や、一般のアナウンサーとの違いについても深く掘り下げました。番組には、同僚アナウンサーである森貴俊、プロ野球中継番組「ガッツナイター」の実況で名を馳せた元TOKAI RADIOアナウンサーの犬飼俊久さん、野球解説者の岩瀬仁紀さん。さらに文化放送の斉藤一美さん、ニッポン放送の大泉健斗さんといった現役アナウンサーへのインタビューも踏まえ、各々の視点から「スポーツアナウンサーとは何か」について語り、年齢を超えた挑戦の意義を浮き彫りにしました。さらに、スポーツ報道と社会の関係性や、放送の中で担う役割については、関西大学社会学部名誉教授・黒田勇さんが社会学的観点から考察。ナレーションは、俳優としても知られる佃典彦さん。彼の温かくも力強い語り口が、源石アナウンサーの挑戦の過程をより深く伝えました。
ピアノ調律師として約40年にわたり第一線で活躍してきた鈴木均さんに焦点を当てた『魔法が解けるまで〜その日限りの鍵盤〜』
番組部門「ラジオエンターテインメント」で1位となったのは、ピアノ調律師として約40年にわたり第一線で活躍してきた鈴木均さんに焦点を当てた『魔法が解けるまで〜その日限りの鍵盤〜』。全国におよそ1万人いるといわれるピアノの調律師の一人、愛知県幸田町出身の鈴木均さん(77 歳 ※取材時)は、コンサート用ピアノの調律を専門とする職人。番組では鈴木さんの調律風景に密着し、繊細な技と心に迫りました。鈴木さんはその仕事を「コンサートの間だけ、ピアニストの魔法が解けないようにすること」と語ります。
さらに、愛知県内のコンサートホールで、鈴木さんが仕上げたピアノを使って姉妹ピアノデュオ・Kitriによる演奏が行われ、その“魔法の瞬間”を収録。言葉を介さず音だけで交わされる職人と演奏家のやりとりを、丁寧に描きました。そして鈴木さんが調律師を目指した理由や、道具・耳・経験を駆使して音を整える日々の仕事にも光を当て、調律という仕事に込められた思い、そしてピアノと半生をともにしてきた鈴木さんの歩みを1時間に切り取りました。音楽の舞台裏に息づく職人の物語と情熱をリスナーの皆さんにお届けしました。
特別番組『魔法が解けるまで〜その日限りの鍵盤〜』 お知らせ

しかし、その中でコンサートピアノの“音の舞台裏”を40年にわたって支え続けてきた男がいます。
愛知県幸田町出身、77歳の調律師・鈴木均さん。
バブル期、全国に次々と建設されたコンサートホール。その舞台に並ぶ高級ピアノたちの声を整え、最上の響きを引き出す――それが鈴木さんの仕事です。150種類もの道具と、研ぎ澄まされた「耳」だけを頼りに、温度や湿度の影響を受けやすいピアノを、2時間という短い時間で完璧な状態に仕上げる。その音に触れるのは、国内外の一流ピアニストたち。演奏者とは言葉を交わすことすらなく、ピアノという“共通言語”を通して、音で「対話」する職人の技。
鈴木さんは語ります。
「私の仕事は、コンサートの2時間だけ、ピアニストの魔法が解けないようにすること。」
番組では、実際のコンサートホールを舞台に、鈴木さんの“音づくり”とプロピアニストの演奏が正面から“出会う”瞬間を描きます。調律師が命をかける「音の仕事」、そしてその先にある音楽の魔法とは――。
舞台の幕が上がるその前に、もう一つの“本番”があることを、あなたは知っていますか?
番組概要
魔法が解けるまで〜その日限りの鍵盤〜
放送日時
5月31日(土) 19:00〜20:00
出演
鈴木 均(ピアノ調律師)
Kitri(姉妹ピアノデュオ)
特別番組『魔法が解けるまで〜その日限りの鍵盤〜 』放送に伴い、一部番組が時間変更となります。
当日のタイムテーブルは以下の通りです。
◇2025年5月31日( 土 )
17:00~18:45 | ONE STYLE |
18:45~19:00 | 石原まさたかの痛快!風雲放談 |
19:00~20:00 | 魔法が解けるまで〜その日限りの鍵盤〜 |
※17:00~20:00「ONE STYLE」は放送時間を短縮します
※20:00~通常番組をお送りします。
特別番組『オールドルーキー』 お知らせ

「52歳10ヶ月のルーキー」──異色のスポーツ実況デビュー、その舞台裏に迫る!
放送開始から100年を迎えようとする2024年9月、ラジオ界に前代未聞の“事件”が起こりました。TOKAI RADIOアナウンサー・源石和輝、52歳10ヶ月。キャリア30年を超えるベテランアナウンサーが、なんとこの年齢でスポーツアナウンサーとしてのプロ野球中継実況デビューを果たしたのです。
常識を覆す遅咲きの挑戦。その舞台裏には、長年ワイド番組やニュースの現場を支えてきた源石アナウンサーだからこそ味わった葛藤や発見、そしてスポーツ実況という世界の奥深さがありました。
本番組では、彼がなぜ今このタイミングで実況に挑んだのか、その道のりを振り返るとともに、「スポーツアナウンサー」という職業の特殊性や魅力に鋭く切り込みます。
年齢を言い訳にしないすべての人へ。今、新たな一歩を踏み出す勇気をくれる物語が、あなたの耳を打つ――。
番組概要
オールドルーキー
放送日時
5月11日(日) 19:00〜20:00
出演
源石和輝(TOKAI RADIOアナウンサー)
森貴俊(TOKAI RADIOアナウンサー)
犬飼俊久(元TOKAI RADIOアナウンサー)
岩瀬仁紀(TOKAI RADIO野球解説者)
斉藤一美(文化放送アナウンサー)
大泉健斗(ニッポン放送アナウンサー)
黒田勇(関西大学社会学部名誉教授)
特別番組『オールドルーキー』放送に伴い、一部番組が時間変更となります。
当日のタイムテーブルは以下の通りです。
◇2025年5月11日( 日 )
17:00~19:00 | C.A.M.P.BASKET |
19:00~20:00 | オールドルーキー |
※17:00~20:00「C.A.M.P.BASKET」は放送時間を短縮します
※20:00~通常番組をお送りします。
日本民間放送連盟賞 番組部門ラジオエンターテインメント最優秀賞受賞! お知らせ

海洋ゴミから作った楽器を演奏するアート集団「ゴミンゾク」を取材した特別番組「音を拾って~僕らの演奏海(えんそうかい)~」が、
また全種目の最優秀およびこれに次ぐ優秀1番組、合計8番組から選考されるグランプリ候補にも選ばれました。「グランプリ」「準グランプリ」は11月7日に開催される民放大会で発表されます。
YouTube(音声のみ)で番組をお聴き頂けます
音を拾って~僕らの演奏海(えんそうかい)~
出演 ゴミンゾク 佐々木善之
ナレーション 空木マイカ
名古屋を中心にライブ活動を続けるアート集団「ゴミンゾク」。彼らが奏でる楽器はすべて海洋ゴミから作られています。ボディにペットボトルキャップ160個と漂着ブイ、弦に釣り糸を使った「プラチックギター」、ゴミだけで作った三味線ならぬ「五味線」など、ネーミングもユニークです。
ライブは行政、企業、子どもたちを対象に行われることが多く、世界各国の伝統音楽などを演奏しながら、楽器の解説や海洋ゴミ収集の体験を語っています。
すべての楽器製作を手掛けるのはリーダーの大表史明さん。独学で作られた楽器から生み出される音は、言われなければゴミ由来とわからないほど本格的です。
大表さんが海洋ゴミを使った楽器作りに携わるきっかけは、共通の知人を介して知り合った環境保護団体「サンクチュアリNPO」で活動していた佐々木善之さんの存在でした。佐々木さんは2001年から静岡県浜松市の海岸で海洋ゴミの回収を続けています。佐々木さんによるとゴミの量は「右肩上がり」。鳥類や絶滅危惧種のアカウミガメなどに深刻な被害をもたらしています。そんな佐々木さんは「地域を汚すと人の生活も身体も汚れる。この問題を他人事にせず、自分たちの生活から改善していくことの重要性を伝えたい」と語ります。
子どものころから工作好きだった大表さんは「昔はゴミで作った船で世界へ漕ぎ出したいと思った。今はゴミで作った楽器で海外へ進出したい」と夢を抱きます。
ゴミンゾクが奏でる音楽は海のような豊かさと穏やかさに包まれ、スケールの大きさを感じさせます。番組では海洋ゴミから楽器を作り出す風景、楽器が生み出す音、大表さんらゴミンゾクのメンバーや佐々木さんのインタビューをオンエア。最後はゴミンゾクが演奏する曲をお楽しみいただきます。楽器たちのハーモニーを通して、まずは海洋ゴミの存在を知り、私たちが知らず知らずのうちに海を汚していることに気づき、暮らしを見つめなおすきっかけにしませんか。
日本民間放送連盟賞中部・北陸地区審査結果のお知らせ お知らせ

海洋ゴミから作った楽器を演奏するアート集団「ゴミンゾク」を取材した特別番組「音を拾って~僕らの演奏海(えんそうかい)~」が、7月4日(火)午後に行われた審査会にて
日本民間放送連盟賞中部・北陸地区審査、番組部門ラジオエンターテインメントにおいて1位となりました。
この番組は、この後、中央審査会へと進みます。
番組概要
音を拾って~僕らの演奏海(えんそうかい)~
出演
ゴミンゾク
佐々木善之
ナレーション
空木マイカ
名古屋を中心にライブ活動を続けるアート集団「ゴミンゾク」。
彼らが奏でる楽器はすべて海洋ゴミから作られています。
ボディにペットボトルキャップ160個と漂着ブイ、弦に釣り糸を使った「プラチックギター」、ゴミだけで作った三味線ならぬ「五味線」など、ネーミングもユニークです。
ライブは行政、企業、子どもたちを対象に行われることが多く、世界各国の伝統音楽などを演奏しながら、楽器の解説や海洋ゴミ収集の体験を語っています。
すべての楽器製作を手掛けるのはリーダーの大表史明さん。
独学で作られた楽器から生み出される音は、言われなければゴミ由来とわからないほど本格的です。
大表さんが海洋ゴミを使った楽器作りに携わるきっかけは、共通の知人を介して知り合った環境保護団体「サンクチュアリNPO」で活動していた佐々木善之さんの存在でした。
佐々木さんは2001年から静岡県浜松市の海岸で海洋ゴミの回収を続けています。
佐々木さんによるとゴミの量は「右肩上がり」。
鳥類や絶滅危惧種のアカウミガメなどに深刻な被害をもたらしています。
そんな佐々木さんは「地域を汚すと人の生活も身体も汚れる。
この問題を他人事にせず、自分たちの生活から改善していくことの重要性を伝えたい」と語ります。
子どものころから工作好きだった大表さんは「昔はゴミで作った船で世界へ漕ぎ出したいと思った。
今はゴミで作った楽器で海外へ進出したい」と夢を抱きます。
ゴミンゾクが奏でる音楽は海のような豊かさと穏やかさに包まれ、スケールの大きさを感じさせます。
番組では海洋ゴミから楽器を作り出す風景、楽器が生み出す音、大表さんらゴミンゾクのメンバーや佐々木さんのインタビューをオンエア。最後はゴミンゾクが演奏する曲をお楽しみいただきます。
楽器たちのハーモニーを通して、まずは海洋ゴミの存在を知り、私たちが知らず知らずのうちに海を汚していることに気づき、暮らしを見つめなおすきっかけにしませんか。