『キャンプ取材3日目』 日々
沖縄に来てこの3日間で、きょうが一番穏やかな、過ごしやすい一日でした。きょうはイーグルス戦です。まずはブルペンへ。
あしたのタイガース戦で先発予定の小笠原慎之介選手が33球。その後も大塚晶則コーチらとフォームのチェック。わたしは素晴らしいボールを投げていると思うのですが…本人はそうでもないようで。詳しく『Live Dragons』でレポートしました。「現状維持では退化、成績は下がる」、プロの世界の厳しさがよくわかる小笠原選手の言葉でした。
サブグラウンドに、昨年までドラゴンズに在籍していた阿部寿樹選手が登場。トレーニングをしていたドラゴンズ投手陣が「歓待」していました(笑い)。ドラゴンズ関係者の姿を見つけるとあいさつに駆け寄り、そして駆け寄られ、とても忙しそう。うっすらとヒゲが伸びていた阿部選手、元気そうでよかったです。今季の活躍、楽しみにしています。
陸上競技場でダッシュの合間にじ〜っとわたしの方を見ていた柳裕也選手。風、日差しが強く、砂埃が舞う北谷で、コンタクトレンズを着用しているわたしは、目が痛くて仕方ありません。なので、このときはサングラスをしていたんです。サングラスにマスク、柳選手は不審者か?と思ったようです(笑い)。わたしもそう思われているんだろうと、サングラスとマスクを外し、手を振りました。「ああ、大澤さんですか!全然わかんないですよ」と柳選手。おととい、シート打撃で鵜飼選手を三振に仕留め「よっしゃ!」と叫んだ一球は「今シーズンで最高のボールです」と笑っていました。いやいや、そんなボールはシーズン中に取っておいてください。
大野雄大選手や福谷浩司選手に、久しぶりにゆっくり取材ができで満足し、再びブルペンに向かいます。すると、落合英二コーチとイーグルス小山伸一郎コーチが談笑中。わたしが駆け出しのアナウンサーだった頃、ナゴヤ球場で小山選手を取材していたのが懐かしい。
練習試合が始まると、いきなりアキーノ選手が逆転スリーランホームラン。
いやぁ、いい1日だなぁなんて思っていると、この後に大変なアクシデントが起きてしまいました。
投球の際に、岡田俊哉選手が右大腿骨骨折の大けがを負ってしまいました。サイドスローに転向して今季にかけていた岡田選手に、なんという試練が与えられてしまったのでしょう。
そんな時、与田剛前監督が色紙に書いていた言葉を思い出しました。「失望することなかれ」。まず、全力で治しましょう。そしてきょうの悪夢を上書きするような活躍を待っています。