『40日ぶりの実況』 日々
井上一樹監督が「巨人キャベッジの先制3ランで、心の中ではこれはきついと思ってチーンとなった」と話していたそうですが、わたしも同じです。放送席で「ああ…」と心折れそうになりました。しかしドラゴンズ、0-3からの見事な逆転勝ち。
6月7日ロッテ戦、9回二死無走者から3点を挙げての大逆転サヨナラ勝ちも印象深い一戦でしたが、きょうの試合も負けず劣らず。
自分の実況の反省点のひとつは代打・鵜飼選手の適時打がうれしすぎて、声がひっくり返ってしまったこと。ダサい(笑い)。
もうひとつ。自分でも驚いたのですが、ラジオ実況の勘を取り戻すのにちょっと時間がかかったことです。そう、わたしは4試合、高校野球の実況をケーブルテレビで担当させていただきました。その4試合を挟んでの、きょうの実況。
「ラジオ実況のように喋りすぎないように」と気をつけていた反動か、投手が投球する際の「投げました!」のタイミングが、なかなか合わないのです。黙っちゃったり、「1球目!」とか言っちゃったり。なので、最初の2イニングくらいは「あれ…?」という感じで喋っていました。途中で元に戻りましたが。ラジオ・テレビ兼営局のアナウンサーは、切り替えの難しさもあるのかなと思いました。
谷繁元信さん、お聴きいただいた皆さん、ありがとうございました。