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ゲンカレチ 専務車掌 源石和輝

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深夜生放送に帰ってくる!尖ったアナの熱すぎる思い 定期列車

「ずっとこれをやりたかった!これをやれなきゃ死ぬに死ねない」


源石(左)と初回放送を担当する井田勝也アナ

東海ラジオがひさびさに手掛ける深夜生放送。7日日曜の初回放送に向けて「仕掛人」源石の鼻息はいつになく荒い。

「ラジオの枠を飛び出す」秘密兵器の深夜生放送
東海ラジオは開局60周年を機にさまざまな「飛び出す」を繰り広げている。月1回スタジオごと外に飛び出す『ONLY ONE STATION』、毎月11日パーソナリティが各地からレポートする『飛び出す!パーソナリティ』、そして第2日曜(4月のみ第1日曜)にラジオの枠を飛び出す深夜生放送『月イチでらブレイク』の3企画だ。開局60周年委員を務める源石ら制作ワーキンググループが目指したのは「ラジオの魅力を多角的に伝える持続可能な企画」。60周年という一過性のお祭りにとどまらず、次の60年に活かせる「仕掛け」を盛り込んだ。

座して死を待つよりも「なんでもあり」のラジオ復活を
中でも重視したのは「育成」。次代のリスナーやパーソナリティを育てることはラジオ界にとって急務であるが、経営状態や人員構成を理由に二の足を踏むラジオ局も少なくない。制作者、リスナー双方の平均年齢上昇も拍車をかけている。しかし座して死を待つわけにいかないのも事実。そのためにはラジオが自らその可能性を狭めるのではなく、「なんでもあり」のメディアであることを再確認する必要があった。4月6日に行ったサカエチカでのトークイベントもその一つ。かつてサテライトスタジオがあった場所に20年ぶりに帰ってきたのは、パーソナリティとノンリスナーが出会う場を設けて初めてのラジオを身近な存在に感じてもらう狙いがあった。

地方局自社制作の深夜ラジオが激減した「事情」
そしてもう一つの「原点回帰」が深夜生放送。「なんでもあり」が凝縮されたラジオにおける夢のような時間帯だが、経営効率化のあおりを受けて2000年代以降地方局の自社制作が激減。東京からのネットワーク番組に頼る構造が定着してしまった。パーソナリティの体温をリスナーが身近に感じる深夜番組だが、地元から発信されれば身近さはさらに際立つ。それでも自社制作に踏み切れないのはやはり人員削減や制作者の高齢化などの事情がある。サテライトスタジオや深夜生放送を知るパーソナリティや制作者は年を追うごとに減っている。「このままではラジオの楽しさを次の世代に引き継ぐことができなくなってしまう」。両方を知る源石の危機感に火がついた。


『流石の源石』時代の源石。とにかく尖っていた。今回は?

「深夜経験が次代に伝わらない」源石のもどかしさ
『流石の源石』(1997-2010,休止中)『DON・TSUKI』(1999-2001)など深夜番組を歴任した源石以降、東海ラジオで深夜番組を担当したアナウンサーはほぼいない。くだらない企画で盛り上がったり、投稿をめぐってケンカしたり、腹を割って話し合ったりと、深夜独特の空気をリスナーと共有できたことは現在でもかけがえのない財産だ。その経験が次の世代に伝えられないことにずっともどかしさを感じていた。自ら深夜復帰を願い出ても「もうそんな歳じゃないんだから」「もっと大人のしゃべりをしてほしい」と言われるだけ。だからといって若い世代にこのような「おいしい枠」はなかなか用意されない。そこにめぐってきた60周年企画委員の座だった。

「リスナーと『共犯意識』を」後輩アナや芸人に託した思い
「月イチでらブレイク」では自らパーソナリティを務めるほか、次代のパーソナリティ発掘にも力を入れる源石。プロデューサーには18年後輩の井田勝也アナを指名した。4月7日の第1回放送は2人がパーソナリティを務める。中身については「なんでもあり」。「源石自身が楽しみつつ、井田アナが楽しいと思ってくれる番組にしたい。とにかく深夜にしか味わえないリスナーとの『共犯意識』を感じてくれたら」と期待を寄せる。4月から9月の「シーズン1」はアナウンサーが、10月から3月の「シーズン2」はお笑い芸人がマイクに向かう。芸人についてはシーズン1の間に芸人らが作った5分番組の音源を毎回4組分放送。専用フォームへの投票でシーズン2への出演が決まる。すでに40組を超えるエントリーが殺到しており、制作サイドには「うれしい悲鳴」。ラジオもまだまだ捨てたものじゃない。

「ラジオを止めるな」
「僕は深夜ラジオに育てられてラジオの世界に入った。だからもっとラジオに恩返しがしたい」。当時中高生だったリスナーも30代から40代。源石が朝や昼に移っても番組を支えつづけている。放送や新聞などメディアの世界に飛び込んだリスナーもいる。「そういう流れを作ることが重要。ラジオを止めてはいけない」。地方局でも自社制作深夜枠の復活が相次いでいる最近のラジオ界。若いうちからリスナーをつかみ長くファンでいてもらうためにも、体温を近くで感じられる地元発深夜ラジオはやっぱり必要なのだ。

■『月イチでらブレイク』
4月7日(日) 26:55-29:00

パーソナリティ:井田勝也 源石和輝
※5月以降は毎月第2日曜/10月以降は26:25-29:00
≫radikoで聴取予約や後追い再生(4月14日まで有効)