オールドルーキー元年を終えて 定期列車
実況デビューからまる1年が経ちました。

未曾有の経験も重ねること14度。今季最終実況となった9月21日の本番前、山﨑武司さんは趣味のミニカーの話で緊張をほぐしてくれました。
この1年、14戦でドラゴンズは8勝6敗。実況そのものに勝ち負けはありませんがどれひとつとして正解はなく課題も満載、毎回が反省です。デビューを追ったドキュメンタリー「オールドルーキー」で指導教官の森貴俊アナは、アナウンサー人生の残りを考えて1年ちょっとの修行期間で世に出すにあたりこう言いました。「ダンボールの車でも公道を走らせる」。
あれから1年。車検に通ったか怪しいものですがとりあえず動いています。動かしてくれるあらゆる人に感謝しかありません。先日「オールドルーキー」のナレーションを務めた佃典彦さんとひさびさに再会。ハラハラドキドキしながら中継を聴くようになったとのことです。野球以外の要素でそうさせるのは心苦しいですが、ボロボロでも前に進んで聴く人を運ぼう、そう思ったオールドルーキー元年でした。