『神宮バッティングドーム』 日々
『悔しすぎる一敗、でも…』 日々
きょうから神宮球場でスワローズ戦。
鬼門と言われる神宮で、
最初にマウンドに立つのが
右肘の張りで中10日となった
ドラゴンズのエース・吉見一起。
私は仕事で観ているということもあるでしょうし、
もともとの性格もあるのでしょうが、
勝敗に一喜一憂することはほとんどありません。
しかし、
きょうに関しては心から勝利を願っていました。
チームが勝つことではなく、
吉見選手に勝ちがつくことを願っていました。
土曜日、ナゴヤドームで、
吉見選手から、
きょうの一戦への思いを聞いていたからです。
その言葉どおり、
吉見選手は素晴らしい投球を見せてくれました。
私は
「1対0で完封しちゃえ!」とさえ思っていたし、
それがきょうの吉見選手にはできると思っていました。
ところが、バレンティン選手に逆転2点本塁打を浴び、
終わってみれば7回3失点で負け投手に。
スワローズ・村中選手とどちらが良かったか、と言えば、
誰もが吉見選手だと思うでしょう。
でも、結果は負け。
「調子がいいから勝った、悪かったから負けた」という話は、
吉見選手が最も嫌う話題です。
試合後、ふたりで話しました。
「大澤さんは調子のことなんか聞かないでしょ?
そう、負けた。それだけです。
あそこで本塁打を打たれるなんて
僕の力が足りないんです」。
「きょうはどうしても吉見くんに勝ってほしかった。
1対0で完封すると思ってたわ」と私。
「次、勝ちますよ」と応えてくれた吉見選手。
右肘の違和感、3戦勝ちなし、
苦しい2013年のスタートになったエース・吉見選手。
川上憲伸選手、岩瀬仁紀選手など、
先輩に相談までして臨んだきょうの試合も
吉見選手に「勝ち」はつきませんでした。
でも、
これを乗り越えたとき、
吉見選手はもう一段レベルが上がるに違いありません。
『弱くても勝てます』 日々
開成高校。
言わずと知れた超進学高。
平成25年度の東京大合格者は現浪合わせて170人。
ホームページを見たのですが、
「東京大の合格者数」しか
公表していない。
驚きます…。
で、話は勉強ではなく、野球です。
きょう、
『弱くても勝てます 開成高校野球部のセオリー』(髙橋秀実、新潮社)を
読みました。
面白い。一気に読了。
【普通の高校が異常な世界で勝つには、
普通のセオリーではダメなんです。
『10点取られる』という前提で
一気に15点取る打順を考えなければいけないんです】
【野球はやってもやらなくてもいいこと。
はっきり言えばムダなんです。
これだけ多くの人に支えられているわけですから、
ただのムダじゃない。
偉大なるムダなんです。
今こそムダなことがいっぱいできる時期なんです。
ムダだからこそ思い切り勝ち負けにこだわれるんです】
【大人になってからの勝負は大胆にはできません。
だからこそ今なんです】
フルスイングで15点取って勝つ野球を目指す、
開成高校野球部。
妙にクールなのか、冷静なのか、
それとも今どきの若者なのか、
部員たちと監督のやり取りが
文章からビンビン伝わってきます。
今まで読んだ野球本では
『佐賀北の夏』が好きだったのですが、
この本もかなり面白い。
OBが
「東大野球部が優勝するよりも、
開成高が甲子園に出る確率の方が高い」と語るのも笑えます。
が、
開成高が甲子園に出るようなことがあると、
高校野球界が間違いなく変わります。
岐阜県大会では
今週末、
母校の加納高が大垣日大高に挑みます。
どんな試合をしてくれるでしょうか?
『マエケン』 日々
きょうも
カープに負けちゃいましたね。
前田健太選手に
8回までわずか2安打に抑えられ、
いいところなし。
こんなことなら
早朝野球に行けば良かった(笑)。
きょう、
ドラゴンズの吉見選手と
ゆっくり話をする時間がありました。
吉見選手の右肘の状態、
前回の登板を振り返ってなど、
またいろいろ勉強になる話を聞かせてもらいましたが、
話題はマエケンに。
「今年の前田健太選手を吉見選手はどう見ているか?」。
吉見選手の答えは
「スゴいなと思ったのは、
スライダーの曲がり出しが遅いところです」と。
打者にとっては
より自分の近くで変化するから
とらえられない、
ここがスゴいところだ、と。
なるほど。
マエケンだけでなく、
オリックス金子千尋選手についてなど、
吉見選手の見ているポイントには感心するばかり。
今度は
ドラゴンズのエース・吉見一起選手が、
火曜日のヤクルト戦(神宮)?で
どんな復活マウンドを見せてくれるか
楽しみです。