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直球勝負!大澤広樹

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『保育士試験合格記 ②前期試験中止、そして後期試験』 日々

きょうは我が子と妻と3人で、刈谷市交通児童遊園に行きました。自宅からは車で、高速道路を使って30分強の距離なのですが、高速代を払っても十分に元がとれる素晴らしい施設でした。なんと言っても乗り物が全て50円! わずか50円ですよ。我が子は大喜び。でも一番楽しんでいたのは無料の芝すべり台だったかな。合計1時間半くらい滑っていました。

では、きょうは保育士試験合格記の第2弾です。



② 前期試験中止、そして後期試験
3月に入り、新型コロナウイルスが猛威を振るい始め、生活に大きな影響が出てきました。プロ野球の開幕が延期となり、「3密」を避け、テレワークを始める企業が増えました。この状況でそもそも保育士試験が行われるのだろうか、いや、これは無理だろうとわたしは判断し、3月末に勉強を止めました。そしてその予想は当たり、試験は中止になりました。受験することさえさえできなくなってしまいました。10月に予定されている後期の試験もどうなるかわかりません。わたしは参考書、問題集を机の奥深くにしまいました。完全に勉強はストップです。保育士試験のことは頭からしばらく消えることになりました。



7月、全国保育士養成協議会からハガキが届きます。「後期試験を受験するor 受験料を返金する」の選択をしてくださいという内容でした。ここでもちょっと悩みました。9、10月はまだプロ野球シーズンの真っただ中です。その生活で勉強する時間が取れるのだろうか、仕事も勉強も中途半端になってしまわないだろうか。 かなり悩みました。もう一度、意欲が湧きおこるか不安もありました。しかし、わたしは「後期試験を受験する」と決めました。再び10月24、25日の受験日から逆算し、勉強の再スタート日を約2カ月前の8月26日に設定しました。春に勉強した貯金を信じ、2カ月で9科目合格まで持っていくと決めました。勉強を約5カ月休んでの再スタートです。そこから自分の勉強時間を記録しました。2カ月で合計約90時間。不安はありましたが、あとは運が良ければ合格できるのではないかというところまで勉強できました。  

試験当日。会場を見渡すと受験生の約8~9割は女性です。男性はわたしよりはるかに年上の方がちらほら、あとは20代とみられる方。わたしのような40代中年真っただ中の男性受験生はほとんどいませんでした。久しぶりにしびれるような緊張感です。最初の科目、問題用紙を開いてシャープペンシルを持つ手がちょっと震えていました。「緊張してるね~オレ」、と思いながら一問目、自信がある日本国憲法からの出題で落ち着きを取り戻したことをはっきり覚えています。1日目4科目、終了後すぐに解答速報サイトで答え合わせをします。「おおおおお~っ、全科目合格ライン突破!」と、感動に震えるとともに、翌日の試験で決めなければいけないとさらにプレッシャーがかかってきました。しかも一番自信がない「保育実習理論」が最後の最後に待っています。  

2日目も順調に問題を解いていきます。大丈夫、これもいけた、よしっ、と4科目が終わり、手応えとしてはここまで全科目6割を突破しているはず。いよいよ「保育実習理論」です。問題を開きます。1問目からさっぱりわからない。これはまずい…。20問中6問ある音楽を後に回し、そのほかの分野から手を付けます。わかるわかる、これもわかる! 音楽関連で数問を落としたとしても、6割いけるはず。これはこれでめちゃくちゃ緊張します。将棋・羽生善治九段が対局中に勝ち筋を見えたときに手が震えることがあるのは有名な話ですが、わたしも同じ気持ちでした(笑い)。絶対にマークミスできない、きちんと記入すれば9科目全部合格だと思った途端に猛烈な緊張に襲われました。60分の試験時間、わたしは多くの科目で途中退室し次の科目の勉強に当てました。しかしここは最後の科目、本当に時間いっぱいまで使い切り、解答を終えました。帰宅後、解答速報サイトで自己採点。妻に「大丈夫、受かったはず」と伝えました。

11月30日、結果が郵送されてきました。9科目すべて「合」。目標にしていた「筆記試験9科目の一発合格」を達成することができました。「社会福祉」が合格ラインぎりぎりの60点。自己採点でも60点でしたから、万が一にマークミスでもあったら…とこの科目だけ不安だったのですが、きっちり届いていました。  


筆記試験合格通知


 12月、こんどは実技試験です。「音楽」「造形」「言語」に関する技術の3科目から2つを選択するのですが、なんとここでも新型コロナの影響で「音楽」が中止になり、「造形」「言語」のうち一つを選択するという、受験生にとってみれば負担が半分になるという幸運がありました。わたしは「言語」を選択します。「言語に関する技術」というのは3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、「ももたろう」「3びきのこぶた」「おおきなかぶ」「3びきのやぎのがらがらどん」のうち一つを選択し、子どもが集中して聴けるようなお話を行う、というものです。絵本を読んだりすることはできませんので、ストーリーは頭に叩き込まなければいけません。いわゆる素話です。でもわたしは職業・アナウンサーです。かなり有利でしょ(笑い)。スマートフォンで録画しながら練習を重ね、自信をもって当日を迎えました。



12月13日午前8時45分、名古屋芸術大学東校舎でガイダンスを受けました。筆記試験よりグッと男性の割合が減っている印象です。男性3、女性97くらい、大げさでなく。数えてみると560人の筆記試験合格者がいて、400人超が「言語」を選択していました。わたしの試験時間は10時54分。会場の外に出て、散歩しながらリハーサルしながら、その時間を待っていました。待合室にも聞こえる、試験中の受験生の声。「うわっ、うまい…」と少しずつ焦り始めます。そしていざ、試験です。アナウンサーでもすごく緊張しました。女性の試験官が2人、目の前には子どもの絵が描いてある椅子が2脚。その前にわたしの椅子。まず「大澤広樹です」と名前を言って、タイマーの合図とともに「これから、桃太郎のお話をします」と椅子に向かって話しかけます。喋っているうちに気持ちが乗ってきて、制限時間の3分間に話を収めることができませんでした。「緊張する場面では早口になりがちだからゆっくりゆっくり」と、アナウンサー業務と同じ気持ちで臨んだら、時間をかけすぎました。桃太郎が鬼を退治して「許してください~」と鬼が叫んだあたりで終了です。制限時間内に収めたかったですが、ネットで体験談などを検索すると「時間内に収まらなくても大丈夫」という書き込みばかりだったので一安心。もっと上手くできたかな…と後悔はありましたが、とりあえず3分間の素読「ももたろう」に全力を尽くしました。結果発表まで約1カ月です。