バンテリンドームナゴヤ外の桜も満開。プロ野球開幕まであと3日になりました。

ドラゴンズはきょう、熱田神宮で必勝祈願の後、ドームで約3時間の全体練習でした。もうあしたには、開幕戦が行われる東京へ移動です。

取材規制が少しずつ緩和されています。グラウンドレベルで、選手に声をかけることができます。きょうも球団広報の方から「大澤さん、選手に声かけて取材してもいいですからね！」と助け舟まで出していただきました。ありがとうございます。

ということで、福谷浩司選手に話を聞きました。お互いに子どもが4月から小学生、そして「ポケットモンスター」にハマっているのも同じ。そんな話題から始まって、野球の話に…。

「（12日ベイスターズ戦から試している）ダルビッシュさんの握りのカーブ、3試合投げてブラッシュアップされてきました。今まではカーブをカウント球としてしか使っていなかった。（24日マリーンズ戦の小笠原）慎之介みたいに、空振り取れたり、ゲッツー取れたり。打たれながらもカーブで決める、そういう球になってくれたらうれしい。前の試合（26日）、何球か『あっこれだな』というのがあったんです」

そして、開幕ローテーション入りおめでとう！

「一応、開幕ローテに入りましたけれど、まだまだ5人（小笠原、涌井、大野雄、柳、高橋宏）とは差があります。メンバー外の立場から勝ち取った開幕ローテは2回目だと思う。これはうれしい。うれしいけれど、やっぱり他の5人とは差があるんです。それしか考えていない。2月から『5人を食ってやる食ってやる』と言ってるんです。良くなっている自覚はあるけれど、まだぬるい部分もある。オープン戦では松葉（貴大）が結果を残せず、空いたところに僕が入っただけ。あくまでも松葉を含めて、松葉も絶対に上がってくるはず、そこも超えてやるという思いです。いままで考えて、うわ、（他の先発投手）スゴいなぁで終わっていました。ことしは僕のような立場が（5人を）食ってやろうとするからチームが強くなるのかな、という気がするんです。（鈴木）ヒロシもいます。ローテに入るだろうと思われている立場の人たちの尻を叩く活躍をしたいです」

福谷選手の言葉を聞きながら、わたしは思い出しました。WBC決勝・アメリカ戦の前に、大谷翔平選手は「憧れてしまっては超えられない。僕らは超えるために、トップになるために来たので、きょう1日だけは憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう」とチームメイトに語ったと伝えられています。

「うわ、スゴいな」でなく、「食ってやる」という気持ち。福谷選手の今季初登板は4月2日の開幕第3戦になるのでしょうか。入学式を前にしたお子さんに、お父さんのカッコいい姿を見せてあげてください。応援しています！