2025年7月「飛島物語」について 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
7月の番組審議会が今月4日に開かれ、「飛島物語」 について審議が行われました。
番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。
三摩真己、髙木久代、山口禎一郎、佐渡浩、齋田太郎、鈴木清美
以上の皆さんです。
「飛島物語」は、5月25日日曜、午後7時から8時までで放送した特別番組で様々なメディアで「日本一裕福な村」と紹介される愛知県飛島村が抱える悩みや悲しい歴史など、飛島村の光と影に迫った番組です。
委員からの意見です。
「様々な関係者の声によって、村の歴史と現状へのもどかしさが浮き彫りになっていた。その地域に住むことに対しての誇りや生きがい、真の豊かさとは何かを考えるきっかけになった」
「街の音、インタビュー、音楽、ナレーションの構成がまさに物語になっていて良かった。人口減少と防災はどちらも日本の縮図であり、教養番組として若者に聴いてほしい内容になっていた」
「第二次世界大戦中、名古屋の市街地が空爆されないようにと飛島が偽装都市となって爆撃を誘導したという歴史は初めて知った。丹念に取材をしていると感じた。開発が制限されていて人口が増えないという解決できない課題よりも、村がこれまで乗り越えてきた戦争や災害の歴史を紐解く構成に絞ったほうがわかりやすかったのではないか」
「これから飛島村をどのようにしたら有効活用でき、魅力的な村にできるのかという提案があると良かった」
「村が抱える光と影の部分が丁寧に描かれていた。地方自治が抱える問題と向き合った番組を放送したことに意味がある。引き続き社会性のある番組を制作してほしい」
「報道番組であれば、飛島村側の意見やインタビューだけでなく、県や災害の専門家がこの村についてどう考えているのかなど、立体的な視野が必要だったのではないか」
以上が7月の番組審議会の概要です。
事務局 岸田実也
2025年6月「オールドルーキー」について 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
5月の番組審議会が今月6日に開かれ、「オールドルーキー」 について審議が行われました。
番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。
三摩真己、髙木久代、山口禎一郎、佐渡浩、齋田太郎、鈴木清美
以上の皆さんです。
「オールドルーキー」は、5月11日日曜、午後7時から8時までで放送した特別番組で2024年9月、52歳10ヶ月でスポーツアナウンサーとして実況デビューを果たしたTOKAI RADIO、源石和輝アナウンサーを追いながら、「スポーツアナウンサー」の特殊性や魅力に切り込んだ番組です。
委員からの意見です。
「野球実況に挑戦する源石アナの視点を通して、その舞台裏や難しさを知ることができた。トーンを抑えた穏やかなナレーションと野球実況の音声、関係者のインタビューが上手く構成され、聴くほどに引き込まれていった」
「元アナウンサーや現役の実況アナウンサー、野球解説者による説明に説得力があり、ワイド番組からスポーツ実況へと転向する源石アナの挑戦がいかに大変なことかがわかりやすかった」
「選手個々の状態を把握し、それらを踏まえ次の展開を予想できているかなど、元アナウンサー犬飼さんの言葉には実況の肝になる要素がたくさんあった」
「ラジオが再び注目されているタイミングで、スポーツアナウンサーという仕事に番組としてフォーカスしたことに大きな意味がある。この番組を聴くことによって、スポーツ中継の聴き方や感じ方が変わるのではないか」
「野球中継がワクワク感の共有を目指しているのと同様に、この番組によって源石さんの情熱が共有され、いま何かに挑戦している人への後押しになると良い」
「人事に関わることであり説明は難しかったのかもしれないが、源石さんの挑戦が業務命令なのか、会社が何を望んでいるのか、源石さんに何を期待して実況を担当させることにしたのかなどを知りたかった」
以上が6月の番組審議会の概要です。
事務局 岸田実也
2025年5月「Paradise」について 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
5月の番組審議会が今月9日に開かれ、「Paradise」 について審議が行われました。
番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。
三摩真己、髙木久代、山口禎一郎、佐渡浩、齋田太郎、鈴木清美
以上の皆さんです。
「Paradise」は、月曜から金曜午前9時から11時で放送し、「あなたの人生がパラダイスに!」なるように、オトナな音楽、ホットなエリア情報、役に立つ生活情報、ショッピング情報などの様々な情報を持ち寄って、ホッと一息つける時間を演出する番組です。
委員からの意見です。
「ベテランによる安定感のある程良いトークと選曲が心地良く、仕事の傍らや車を運転しながら聴きたくなる番組になっている」
「リスナーからのメッセージや話題をうまく取り上げながら、突っ込んでみたり砕けてみたりと、トークで惹き付けている番組だと感じていたので、音楽をメインに据えている金曜の構成には驚いた」
「金曜に音楽を充実させ、気分を盛り上げて平日最後の一日を頑張ろうという意図を感じる。企画自体にも選曲にもメリハリがある。曲について必ず丁寧な紹介があり、洋楽の詩の内容を簡潔に紹介している点も良い」
「神野さんの語りは滑舌が良くかつ自然体であり安心して聴くことができる。ライブについてのコメントからも常に前向きな生き方を感じられた。選曲もバラエティに富んでいて期待をもって聴ける番組構成になっている」
「リスナーに寄り添い共感を得る神野さんのキャラクターを中心としたトークには特色がよく出ている。一方で『人生がパラダイスになる』という番組のコンセプトに沿った、もっと奇抜で個性的な情報もあったほうが良い」
「番組で紹介されていた投稿とまったく同じ内容のものが別の局で紹介されていることがある。二重投稿について少なくとも常習性のあるものはチェックをする体制が必要なのではないか」
以上が5月の番組審議会の概要です。
事務局 岸田実也
2025年4月「ななこのクリエイターズ」について 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
4月の番組審議会が今月4日に開かれ、「ななこのクリエイターズ」 について審議が行われました。
番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。
三摩真己、髙木久代、山口禎一郎、佐渡浩、齋田太郎、鈴木清美
以上の皆さんです。
「ななこのクリエイターズ」は、日曜午後22時30分から、岐阜が生んだ人気動画クリエイターnanakoななこが、動画とはひと味違った30分をお届けする番組です。
委員からの意見です。
・「全体的に自分の言葉でテンポ良く語っていて、リスナーとの距離も近く、寄り添っているところに好感が持てる。自由な生き方、ポジティブな考え方に共感した女性から、絶大な支持があることがわかる」
・「友達に話しかけるような自然体の口調が身近に感じられ、閉塞感のある若者にとって良い刺激になる番組。自分の世界を持ってきちんと考えて行動されている姿は、若者に勇気と元気を与える」
・「トークから価値観や生き様が感じられる。放送局として幅広い世代からの支持を得るためにも新たな才能の発掘は欠かせない。その積極的な姿勢は大いに評価できる」
・「もともとの動画配信ファンにとっても親しみやすい構成で、配信でのななこさんのイメージ、キャラクターが生きた番組になっている。新たなラジオリスナーの獲得という点において、この番組の存在は大きな意味がある」
・「ネガティブな面も隠すことなく真剣にリスナーからの相談に向き合い、ポジティブにコメントされているので、世代を問わず、ななこさんのことを信頼して聴くことができているのではないか」
・「ティーンエイジャー、大学生前後を中心とした世代に向けた番組であることはわかるが、幅広い世代が車などで聴いていることを想定して、話す内容についてもう少し詳しい説明が欲しい」
以上が4月の番組審議会の概要です。
事務局 岸田実也
2025年度東海ラジオ放送番組審議会委員 東海ラジオ放送番組審議会委員
