「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2025年9月「魔法が解けるまで~その日限りの鍵盤~」について 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
9月の番組審議会が今月5日に開かれ、「魔法が解けるまで~その日限りの鍵盤~」 について審議が行われました。
番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。
三摩真己、髙木久代、山口禎一郎、佐渡浩、齋田太郎、鈴木清美
以上の皆さんです。
「魔法が解けるまで~その日限りの鍵盤~」は、5月31日土曜、午後7時から8時までで放送した
特別番組で、ピアノ調律師としておよそ40年にわたり第一線で活躍してきた鈴木均さんに焦点を当てた番組です。
委員からの意見です。
「専門的なテーマでありながら、一般のリスナーも置き去りにしない構成だった。クラシック音楽に詳しくない人でも聴き続けられる番組になっていた」
「調律師の下積み時代や仕事の奥深さに引き込まれるとともに、調律がコンサートを支える重要な要素であることを実感できた」
「取材の現場でここまで深く掘り下げることは記者でもなかなかできるものではない。学生時代から音楽に親しみ、調律になじみがあった自分から見ても非常に面白い番組だった」
「調律師の鈴木さんが使う専門的な道具や動作を、源石アナがわかりやすい言葉に置き換えて実況することで、鮮明にイメージすることができた。番組全体がまるでひとつの楽曲を連弾しているかのような構成だった」
「全体としては題材も中身も素晴らしかったが、導入が冗長で、説明やイメージが頭に浮かびにくかった。番組の核心である『音の鮮度は2時間しかもたない』という驚きをもっと早く出すなど、起承転結の並びに工夫が必要だったのではないか」
「難しい話もあったが、徐々に具体的なピアニストのエピソードや、調律前後の音の違いの聴き比べに移ることで、鈴木さんの調律のすごさをリスナーも実感できたのではないか。最後は音楽に限らない若者へのメッセージにもなっていてよかった」
以上が9月の番組審議会の概要です。
事務局 岸田実也