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ゲンカレチ 専務車掌 源石和輝

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「鉄の細道」結びの地 定期列車

今日は沖縄返還40年、旅から既に2ヶ月経過。
終わらない鉄道双六に上がりは来るのか?
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沖縄が鉄道最南端の地に返り咲いたのが2003年。
10年目にしてようやく訪れることができた。
那覇空港と首里を結ぶモノレール「ゆいレール」だ。
国際通りで雑貨を買う妻と別れ、息子と乗り鉄する。

「返り咲いた」と述べたのは、沖縄本島にはかつて
軽便鉄道、路面電車、馬車鉄道が走っていたからだ。
しかし戦前に一部が経営難で廃止されたほか
第二次大戦中に空襲や地上戦で跡形もなく破壊され、
米国統治後は道路優先で鉄道は復旧しなかった。
鉄道敷設の機運が高まるのは1972年の本土復帰後。
開業にはさらに30年以上の歳月を要した。


那覇市内を縦横に走る太い道路の上空を
2両編成の電車がスイスイと行き交う。
モノレール初体験の息子、
空中散歩に歌さえ飛び出す。


日本最南端の駅、赤嶺。
石碑だけでなく…


顔ハメもある!


隣の那覇空港駅は日本最西端。
最北端の稚内駅と最東端の東根室駅は未到達だ。


始終肌寒かった沖縄に別れを告げ…


機上の人に。
しかし行先は関空、旅はまだ終わらない。


出発前に購入したのは「名古屋市内→名古屋市内」の乗車券。
名古屋→東京→長岡(→新潟)→山科→名古屋
というルートをたどる(長岡~新潟は乗り越し)。
同じ駅を2度通らなければ乗車券が安くなるためだ。
今回は京都の山科で途中下車したまま、
実に沖縄まで「乗り越した」ことになる。


関西空港駅から3枚買い足し、名古屋に戻る。


JR特急「はるか」で京都へ行き、新幹線「のぞみ」に乗り換え。


名古屋着。流石の「鉄」親子でも疲れた。

去年7月には北海道~東北を家族で訪れた。
北海道の友人の結婚式に出た後、列車を乗り継ぎ東北へ。
東日本大震災の爪痕のほんの一部を目の当たりにした。
未だブログにできないほどの静かなる衝撃と濃い経験である。
そして今回の東京~新潟~大阪~沖縄。
前回のようなショックや海外のようなギャップは小さかったが、
改めて日本のスケールをつかむことができた。
ニュースが伝える問題点を知るのと同時に、
ニュースが伝えない人の営みを知ることもできた。
今を確かめるには外から眺めるのがちょうどいい。
そこから想像力を膨らませればなおいい。

二度の旅で味わった疲れは、一生ものの記憶である。(完)

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