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ゲンカレチ 専務車掌 源石和輝

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戦後が終わらないように 定期列車

「10年後『90年』と言えるかな」
ある人の言葉が耳を離れません。


80年の先人の積み上げに感謝。
次の10年を積み上げるのは私たちです。

終戦の日、バンテリンドーム取材前に近くの千種公園へ。
ここは元陸軍の兵器工場で、空襲で爆撃された壁が残されています。


そしてこんな碑も。
「ここに 涙あり されど 平和は 永遠に」


「なぜ事件を伝えるのですか」。事件記者だった大谷昭宏さんに尋ねたことがあります。「事件は日常を壊すものだから。壊された者の怒りと悲しみと、今後同じことが起きないために伝える」。それが答えでした。戦争もまた日常を壊します。大規模かつ尾を引く形で。血筋をたどれば必ずといっていいほど先の戦争の体験者に行き着くことでしょう。ただ負の記憶は伝承されにくいもの。それを掘り起こすのも報道の役割です。

いま、報道する側には「偏向報道」「マスゴミ」「オールドメディア」の逆風が吹いています。記憶から伝承の時代にあたって正念場といえるでしょう。新聞やラジオには苦い歴史があります。報道で戦争に加担したからです。その反省で今日があります。

アナウンサーの久米宏さんは「民間放送は戦争を経験していない」と言った。民放が戦争を防いできたという矜持も込めて。民放に奉職するものとして誇りではあります、驕りになってはいけないと思います。戦後80年を「喉元」にせず、「熱さ」と言わないまでも温もりのように持ちつづけていたいもの。近々、そんな思いの一端をお伝えできればと。


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