福岡ヤフオクドーム info
試合の行われる「福岡ヤフオクドーム」に到着しました。

ここは命名権、ネーミングライツを販売しているため
去年までは「福岡Yahoo!Japanドーム」という名称でしたが
今年から「福岡ヤフオクドーム」という名前に変わりました。
しっかりと大きな球場名が掲げられています。
さて、この階段横にこんな建物が。

博多祇園山笠の山笠を組み立てるための小屋が。
なんでもここは十番山笠のための山笠小屋で
毎年、山笠の人形飾りのモデルにソフトバンクの
選手が二人選ばれるそうです。
ちなみに、例年は投打の顔が一人ずつ選ばれているそうですが
今年は松田と長谷川が初めて選ばれました。
打者のみ二人というのは異例のことだそうですが
交流戦でも強力な打線を武器に連覇を視野に善戦を続ける
今年の戦いぶりを見るとうなずけます。
今回の6月11日、12日の2連戦のうち12日は年2回しかない
「ルーフオープンデー」でした。
ヤフオクドームは博多湾のすぐ脇、つまり海のすぐそばにあります。
関係者入り口のすぐ外には川が流れていますが、ここから北を向くと

ちょっとわかりにくいかも知れませんが、橋の向こうはもう防波堤があり
玄界灘を望むことが出来ます。
ルーフオープンデーの12日、日中は弱い雨が降ったり止んだりでした。
この日のチケットには「天候によっては屋根を開けないこともあります」と
断り書きがあるそうですが無事5時過ぎから屋根が動き始めました。
このルーフオープンが、ドラゴンズの勝敗に少なからず影響を与えることに
なるのですが・・・。
ルーフオープンの模様は次回に。
福岡出張 info
6月11日からのヤフオクドーム、ソフトバンク 対 中日戦に行って来ました。
この時期の福岡市中心部は7月に行われる「博多祇園山笠」に向けて盛り上がっています。
今回はナイトゲームだったので、ヤフオクドームへ向かう前に博多の街を歩いてみました。
この「博多祇園山笠」、7月1日の”注連(しめ)おろし”に始まり、15日早朝に行われる
”追い山笠”でクライマックスを迎える二週間を超える大きなお祭りです。
博多っ子の中には「山笠のために一年働く」と言う人がいるくらい、地元の方々にとっては
心の拠り所ともいえる大事なお祭りです。
まずは追い山笠当日、威勢のいい「よいやさ」の掛け声とともに各山がタイムを競う舞台
由緒ある「櫛田神社」に向かいました。

本殿前の門からの写真です。
左の足場が気になります。
実は

すでに追い山を見るための仮設スタンドの建設が始まっていました。
まだひと月もあるのに随分早くから準備が始まっています。
さて、この櫛田神社から程近いアーケードつきの商店街、
「上川端商店街」に向かいました。
この商店街のちょうど中ほどに「川端ぜんざい広場」という場所があり

この博多祇園山笠八番山笠が一年中飾られています。
ぜんざいやさんの営業は週末のみだそうですが、この山笠を見るために
国内外問わずたくさんの観光客がシャッターを切っていました。
ところで福岡市に初の常設劇場として1999年に開業した博多座は
その杮落とし興行が99年6月の歌舞伎だったことから、毎年6月は歌舞伎が
上演されています。
歌舞伎興行の間、上川端商店街には博多座出演中の幹部役者さんの
名前を染めた幟がずらりと並べられます。
その一枚

20年来の友人、澤村宗之助丈の幟です。
今月は昼の部の「角力場」と夜の部「恩讐のかなたに」にご出演中。
試合後はお互いのホームではない福岡の街で旧交を温めました。
次回はいよいよヤフオクドームへ向かいます。
七宝送信所 その3 info
さて、新送信所は旧送信所のすぐ隣に建てられました。
屋上からは旧送信所を見渡せます。
今回の建て替えは、老朽化もさることながら
耐震化、津波対策が大きな目的だったので
新しい建物は床を地面から2m50cm上げてあり
建物中央に丈夫な基礎があるほかは壁もなく
柱だけの構造になっています。
これはあま市のハザードマップで、この地区の
津波予想が2mとなっているため万一津波が発生しても
浸水しない、また瓦礫で建物にダメージが出ないために
このような設計になっているそうです。
旧送信所もかさ上げはしてありましたが高さに随分差があります。
草が覆い茂っていて地面からの高さがいまいちわかりにくいですが
同じ屋上の高さがこれだけ差があるというところでご理解下さい。
さて、屋上から真東をみるとこんな光景です。
霞んでわかりにくい写真で恐縮です。
アンテナの向こうに名古屋駅のタワーズが見えます。
かつて本社から送信所へ音声をマイクロ波で飛ばしていた際
タワーズ開業で障害となったため、タワーズの屋上に中継局を
設置して、本社→タワーズ中継局→送信所と電波を飛ばしていました。
今は音声送信は光ケーブルに変わったためマイクロ波は使われていませんが
タワーズが電波を送る際にちょうど電波をさえぎる形となったことを改めて
実感しました。
今日もこの大きなアンテナから皆さんに向けて1332KHzの電波が
新しい送信所から送られています。
より安定感を増した東海ラジオの放送、今後も宜しくお願い致します。
七宝送信所編 終わり
七宝送信所 その2 info
七宝の新送信所見学の続きです。
いよいよ完成したばかりの新しい送信所に入りました。
玄関ホールを入ってすぐのところに設けられたのがこちら
新しいアナウンスブースです。
まだ備品その他そろっているわけではありませんが
私にとって本当になつかしかったのがこの机です。
「アナテーブル」と呼ばれていた机で、原稿が読みやすいように
斜めに作られ、机に当たったときにノイズが出ないよう
クッション材が張られています。
このテーブルは今IDC大塚家具ショールームになっている
旧社屋時代、ホールを備えていた第1スタジオ、第2スタジオの
アナウンスブース(ホールの隣に設置された狭いスタジオ)と
深夜生放送を制作していた第7スタジオに置かれていました。
新社屋に移転する際、どこのスタジオにあったものかはわかりませんが
七宝のアナウンスブースで使うために運んできたそうです。
実に10年以上の時を経ての机との再会でした。
さて、送信所には万一停電した場合に備え、大型の非常用発電機が
備えられています。
今回の建て替えで発電機もリニューアルされました。
それがこちら
スウェーデンのVOLVO製。
とてつもない大きさです。
機械を一通り見学した後は屋上へ。
屋上に出ると
防水シートを色違いでうまく利用して描かれた「1332」の文字。
技術部の説明だと、googleの衛星写真でばっちりわかるようにという
本気なのか冗談なのかわからないような話し。
まだ写真がありますが長くなったのでさらに次回。
東海ラジオ七宝送信所 info
去る5月19日、東海ラジオの電波を出す七宝送信所に新しい送信所が完成し
開局以来55年に渡り電波を出し続けた旧送信所からの切り替え作業が
無事終了しました。
ラジオを聴いてくださっている方々には何の変化もありませんが
放送事業者にとっては一大イベント。
テレビで言えばデジタル化で名古屋テレビ塔から瀬戸のタワーに
電波を出す場所が変わったことくらいの大きな変化です。
5月末、社員を対象にした見学会があり、私も行って来ました。
真新しい新送信所の壁に燦然と輝く東海ラジオのマークが出迎えてくれました。
まずは長年の役目を終えた旧送信所から見学開始です。
大規模災害などで、東海ラジオ本社から放送が出来なくなったときに備え
送信所には「アナウンスブース」と呼ばれる小さなスタジオが設置されています。
旧送信所のアナウンスブースで見つけたのが上の写真にある「Bベロマイク」。
私が入社した24年前でも既に珍しいマイクとなっていて、実際に放送に使われていたのは
ニュース専用のスタジオだけでした。
新社屋に移るのを機に、ニューススタジオで使われるマイクも最新のものに更新されたため
久しぶりに目にしました。
送信所切り替えまではマイクスタンドに取り付けられていたそうですが
スタンドは新送信所のアナウンスブースで使うため既にお引越し。
マイクだけが机に置いてあったので手に取って記念撮影。
このマイクは音を感知する部分が紙で出来ています。
入社仕立てのころ「このマイクは雑に扱うと紙が破れてだめになる」と
技術部の重鎮から念を押されたことを思い出しました。
さて、机の上にはもうひとつ
1971年2月といいますからまだ私が3歳のときに作られた
「地震発生時におけるアナウンス」
43年の長きに渡りこのアナウンスブースに置かれていた訳ですが
使われることがなくて本当によかったと、しみじみ感じました。
写真結構撮ったので、ご紹介も兼ねてまた次回。