あの頃私は… info
忙しさにかまけて、更新が遅くなってしまいました。
さて、あの頃私は…
3月11日に行われた「名古屋ウィメンズマラソン」実況中継の放送席です。
ラジオでもかつては放送車から全編実況していましたが、映像を撮るTV中継車や審判長車、時計車が優先でベストポジションを与えられるため、ラジオ放送車は先頭ランナーの遥か前方を走行せざるを得ず、レースが全く見えないことが多かったため十数年前から本社スタジオを「放送センター」に仕立てて放送しています。
場所は本社Aスタジオ。
普段は「モルゲン」や「聞いてみや~ち」などを出す生放送専用のスタジオです。
東海テレビの全面協力で、ON AIR映像の他に第一中継車、第二中継車、そしてヘリとバイクカメラをミックスした映像、以上4つのモニターを見ながら中継します。
これらは全て同じ建物にある東海テレビの中継室からダイレクトで引いています。
ディレクターやミキサーさんが座る副調から見るとこんな感じ。
これはまだ放送まで時間があるときのリハーサルの時の模様。
私もかつては放送車に乗ってランナーと共にコースを走っていたので、初めて本社放送センター担当になった時には「家で中継見てるみたい」な感覚に襲われ、なかなか臨場感を出せなくて苦労しましたが、ここ数年ようやく慣れました。
ちなみに、全国各地のマラソンや駅伝の中継は、民放ではほとんどこの手法が採られています。
例えば熱田神宮~伊勢神宮を走る「全日本大学駅伝」の中継をやる文化放送は、複数の映像を確保するためにわざわざ名古屋テレビに特設スタジオを設けて放送しています。
沖縄あれこれ info
沖縄のサイドネタ。
まずは…

那覇市内の「栄町市場」の中にあるボトルネックというお店のカレーライスです。
お店のメインは沖縄そば。
カレーはサイドメニューながら地元の人に大人気とか。
普通に盛り付けられていたのですが、ブログ用にまず写真を撮る習慣がまだ身についていなくて「写真いいの?」と言われて食べ始めたあとに慌ててカメラを取り出しました。
せめて店名に因んで「ボトル」型にカレーを整えてみました。
このお店、スワローズのスタッフと散々飲み食いした後に連れて行ってもらいました。
つば九郎くんも一緒でしたが、だからこそ集合写真は公開できません。
大人の事情です。お察し下さい。
ちなみに辛さを選べるのですが、酔った勢いで最高の20倍に挑戦しました。
単に唐辛子を増やすのではなく、香辛料の配合で辛さを調整しているそうで意外にまろやかでした。
続いてはこれ!
たまたまみつけた「かたつむり」です。
私の母は台湾からの引揚者ですが、「台湾では子供の握りこぶしくらいのかたつむりが普通だったから、日本に引き揚げてきてかたつむりが小さいのにびっくりした」と言っていたのを思い出しました。
小高い丘で発見しました。
海からかなり距離がある場所なので「どうしてこんなところに貝殻が?」と思って見ると動いたのでびっくり。
横に比較のため置いたタバコの箱でだいたいの大きさは想像頂けると思います。
北谷公園あれこれ info
ドラゴンズがキャンプを張る北谷球場は、正式名称を
「北谷公園野球場」といいます。
北谷公園にはドラゴンズがキャンプで使う野球場、サブグラウンド、ブルペン、陸上競技場、室内練習場の他に
ルネサスがキャンプを行うソフトボール場、テニスコート、サンセットビーチ、温泉もある温水健康増進施設ちゅら~ゆ、水泳プールからなる総合複合公園です。
もちろん中心は野球場です。
今年尋ねると、野球場と陸上競技場の間に新しい建物が。
町民が利用できるジムなどを備えた施設ができていました。
沖縄の建物と切っても切れないのが、守り神「シーサー」。
決まった形はなく、それこそ千差万別のシーサーに会うことが出来ます。
で、この施設のシーサーは…
いい感じです。
ちなみに狛犬のように2匹対になったのは日本の神社の狛犬の影響を受けてからだそうです。
もともとは1匹。
確かに赤瓦の古い民家は屋根の上に1匹乗っているだけですね。
沖縄キャンプ取材 info
21日から26日まで、ドラゴンズ沖縄キャンプ第4クールを取材してきました。

朝一番の便にもかかわらずほぼ満席。
キャンプを見に行くあろうドラゴンズのレプリカユニフォームを着た人、ファンクラブのエナメルバックを肩から下げた人もかなりの数いらっしゃいました。
21日はファンサービスの一環で、東日本大震災被災中学生にボールを贈るイベントが練習終了後行われました。

参加したのはドラゴンズから山﨑武司選手と吉見一起選手会長。
北谷球場隣のソフトボール場でやはり沖縄キャンプ中のルネサスソフトボール部からは
日本のエース、上野由岐子投手と峰幸代捕手のバッテリー。
そして球場に隣接する桑江中学校の野球部、ソフトボール部の生徒およそ60名。
開始予定時刻にメッセージを書き込むボールが届かないアクシデントがありましたが、ボールが届くまでの間、去年仙台で震災を正に肌で感じている山﨑選手が震災直後の様子や被災された方々の生の声を紹介し、生徒たちも真剣に聞き入っていました。
その後無事ボールが到着、生徒がまず被災地の中学生へメッセージを書き込んだ後、選手がサインしてボールが完成です。
山﨑選手が「被災者の人たちからの、私たちは前を向いて進んで行くんだ、という力強い言葉が印象に残っている。君たちからも前向きなメッセージを送ってほしい。」と語ったあとだったので
生徒たちも真剣にメッセージを考える姿が印象的でした。
ボールが届くのが遅れたことで、予定になかった「山﨑選手の体験談」を聞いた生徒たち。
むしろこちらの方がよかったと思う静かなイベントでした。
中京競馬場試走会 info
午後は実際に現役ジョッキーが騎乗しての試走会。
私も新しい放送席からの見え方をチェックします。
旧スタンドの放送席に比べてコースに近くなり、かつゴールに近くなりました。
模擬レースは芝1,600mとダート1,400mの2レース。
ゲートは使わないので何となくスタートするいかにも「試走会」らしい展開。
最後の直線が400mを確保し、残り300mを過ぎると高低差3.4mの急な上り坂。
6階放送席からの写真でもわかるくらいの坂です。
今までの平場とは全く違ったコースに生まれ変わりました。
これはレースを終えた馬と騎手が戻ってくる「検量室」前。
中京競馬場の場合、地下馬道の途中にあるのですが、今回新スタンド建設に合わせこの検量室まで降りる階段を設け、ガラス張りにしてファンが中を見られるようになりました。
実際のレース開催日にはレースを終えたばかりの馬が手前から着順に従って並ぶことになります。
また、大きなレースの放送用勝利ジョッキーインタビューもこの一角で行われるため、インタビューの模様もその目で見ることが出来ます。
ちなみに検量所の中はこんな感じです。
この日は試走した騎手を代表して、武豊・福永祐一両騎手がインタビューに応じてくれました。
武騎手、福永騎手共に「今までの中京と全く違うコースになった。」とのこと。
武騎手は芝1,600mスタートが1コーナー奥のポケットになるので、本コースに出るときの入る角度を、
福永騎手は最後の上り坂をポイントのひとつにあげました。
名物のパノラマカーは健在。
今まで以上の劇的なレースが今から楽しみです。
グランドオープンは3月3日(土)です。この日は入場無料。
皆さんも是非足を運んでみて下さい。