『戦力外通告』 日々
中日ドラゴンズはきょう、小熊凌祐、伊藤準規、阿知羅拓馬、鈴木翔太投手、石川駿内野手の5選手と、育成選手の浜田智弘投手、大蔵彰人投手に戦力外通告をしました。そういう時期になりました。取材を通じて何度もお話しさせてもらった選手ばかりです。毎年誰かがチームを去ることとはいえ、さみしいものです。
鈴木翔選手は2016年の交流戦・ホークス戦、連敗で迎えた3戦目にホークス打線を堂々と抑え込んだ投球は忘れることができません。
小熊選手、2016年のプロ初完封勝利は私が実況を担当しました（訂正→実況担当ではありませんでした。完封勝利の数日後にインタビューを収録させていただきました）。亡くなった稲葉光雄さんが一生懸命に指導していた選手の一人でもあります。
伊藤選手。高校時代から見ていました。2012年のクライマックスシリーズファイナルステージでの快投は見事でした。そして普段の立ち居振る舞いはまさに好青年。ナゴヤ球場に落ちていたゴミを拾い上げる姿を何度も目にしています。
阿知羅選手もとても丁寧に取材に応じてくれる選手です。昨年はチームがAクラス入りをかけて戦う中、先発投手を託されていたのに…という思いにもなります。
石川駿選手。2017年10月、阪神安藤優也選手の引退登板で放ったプロ初ホームラン、私は甲子園球場にいました。昨年は二軍で首位打者を獲得し、今年は開幕一軍を果たしましたが、こうした結果になりました。
浜田智、大蔵選手も含め、7人は「中日ドラゴンズ選手」として、たくさんの記憶を残してくれました。7人みんな今後の人生のほうがはるかに長いのです。これからも第二の人生で大活躍してほしいと心から願っています。お疲れさまでした。
