2002年9月「放課後の子どもたち~トワイライトスクール・育てよう笑顔~」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2002年9月22日(日) 午前6時50分放送
9月の番組審議会がこのほど開かれ、「放課後の子どもたち~トワイライトスクール・育てよう笑顔~」について審議いたしました。出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。相羽泰彦、麻創けい子、三浦昌夫 以上の皆さん。なお、麻生 忠、笠原 烈、土屋 嶢、松田好旦の各委員は文書で参加いただきました。また、東海ラジオ側からは、加藤 武・常務取締役、梅田眞司・取締役報道制作局長、池田譲治・取締役業務局長、天野良春・報道部長、源石和輝・ディレクターが出席しました。「放課後の子どもたち~トワイライトスクール・育てよう笑顔~」 は8月4日、午後3時から一時間放送されました。名古屋市には「トワイライトスクール」制度というものがあることをご存知でしょうか?少子化の今、余っている小学校の教室を使って放課後や休日に小学生を相手に授業をやろうじゃないか、それが「トワイライトスクール(放課後学級)」です。
「授業」といっても国語とか算数ではなく、工作、手芸、生花、手品と、楽しめるものならなんでも。スポーツやいも掘りで教室の外へ飛び出すこともあります。教えるのは教職経験者をはじめ、学校のある地域の大人たちで、その多くがボランティアです。子どもたちは自由参加です。
1997年、2校で始まったこの制度。今年度は全259校中103校で行われ、2010年度までには全校での導入を図りたい考えです。番組では先ず、ゲストの漫画家・石坂 啓さん、ノンフィクション作家・小田桐誠さんのコメントを交えて小学生を持つ親の声を伝えます。次に、港区の明徳小学校、千種区の上野小学校での活動の様子をおりまぜ、名古屋市教育委員会生涯学習課トワイライトスクール推進担当・西野輝一さんに「トワイライトスクール」について伺います。取材に出かけた谷川明美・山崎聡子アナウンサーがいきいきとして楽しんでいる子どもたちにインタビュー。モデルとなった大阪や横浜での活動の模様も紹介します。最後に、いろいろなお話やテープを通して、小説家・鈴木 光司さんのコメントを紹介し、まとめのご意見を伺っています。
委員の皆さんからの意見の概要は次の通りです。
■こういった取り組みが全国的に行われていることをまったく知らなかったので大変興味を持って聞かせていただいた。
■社会的に大変意義のある番組である。
■「教育」をとらえる番組の良さと怖さの両面が出た番組だと思った。
■音でしか想像するしかないラジオという媒体を使って、ドキュメンタリー風にうまくまとめてある。
■子育て中の人も勿論だが若い世代にも聞いてもらいたい。
などのご意見をいただきました。 また、
■先生の発言がなかったので、あればもっとよかったのでは。
■うまくいっている点、問題点などをもう少し突っ込めばもっと良くなったのでは?
など、温かいご指摘をいただくとともに、
■今後もこういう番組を取り上げて欲しい。
との要望も出されました。
一方、東海ラジオ側からは、「審議委員からの意見を受けて今後の番組制作に反映させるよう、検討と研究を重ねます」と答えました。また、聴取者の皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情などは、7月1ヶ月間に168件、8月1ヶ月間に164件あったことを報告しました。
以上が9月の番組審議会の概要です。
2002年7月「盲導犬サーブ像の光と影~あなたにできること~」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2002年7月21日(日) 午前6時50分放送
7月の番組審議会がこのほど開かれ、 「盲導犬サーブ像の光と影~あなたにできること~」について審議いたしました。出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。 麻創けい子、麻生 忠、土屋 嶢、笠原 烈、松田好旦、三浦昌夫 以上の皆さん。相羽泰彦委員には文書で参加いただきました。また、東海ラジオ側からは、藤井道雄・取締役社長、梅田眞司・取締役報道制作局長、池田譲治・取締役業務局長、天野良春・報道部長、谷川明美・ディレクターが出席しました。
「盲導犬サーブ像の光と影~あなたにできること~」は 今年度の日本民間放送連盟賞、教養番組部門への参加番組で、 5月27日、午後8時から30分間放送されました。この番組は、名古屋駅前再開発の余波を受けて歩道橋の階段下に隠れてしまった、盲導犬サーブ像の移設問題を通して視覚障害者の社会生活の現状や問題点を探り、「私達にできることは何か」、「いたわりのある社会とは何か」を考えていくものです。盲導犬サーブ号は、1982年、岐阜県の国道で主人を誘導中に暴走車から主人を守って事故に遭い、左足を失った雌のシェパードです。サーブの勇気ある行動は映画や本になるとともに、1986年には寄付金によってJR名古屋駅前にブロンズ像が建てられ、多くの人々に親しまれてきました。 しかし、今そのサーブ像は歩道橋の階段下にひっそりと佇んでいます。この現状を見て市民から移設の声が上がり、現在移設計画が進んでいます。番組は、このサーブ像の現状から盲導犬や視覚障害者を取り巻く環境へと視点を移していきます。名古屋市内には全盲の方が2,033名もいらっしゃるのに対して、盲導犬はたったの15頭しかいない。盲導犬1頭の育成費が300万円近くかかることや、その費用の90%が寄付金により賄われていることなどを紹介。ディレクターの谷川明美は、愛知視覚障害者協議会事務局長の梅尾明美さんから、駅のプラットホームの恐怖や放置自転車が如何に視覚障害者の行動を阻害しているかということを聞いて、アイマスクをして、白い杖だけを頼りに金山駅の構内を実際に歩いてみました。僅かな体験を通して彼女が感じたのは、視覚障害者が町に出る時の、恐怖にも似た不安の数々でした。「困ったら周りの人が助けてくれるという前提条件無しに、障害者が町に出ることはない。今こうしていられるのは、多くの人に助けてもらった結果だろうと思っています。」番組の最後に梅尾明美さんが語ってくれた言葉です。
委員の皆さんからの意見の概要は次の通りです。
■誠実で丁寧な作り、わかりやすいナレーションによって、障害者の抱える問題を「あなたにできること」として考えてもらうという制作意図が十分に伝わったと思う。
■忘れられていることに光を当てた良い番組で、構成も非常に良く纏まっている。
■谷川ディレクターの白い杖体験は素晴らしく、この番組の白眉といえる。
などのお褒めの言葉をいただきました。また、
■名古屋という、地域限定版になっているのが惜しい。もう少しエリアを広げたり、視覚障害者に限定せず高齢者や聴覚障害者など、もう少し視野を広げても良かったのでは。
■「誘導してあげたいけど、どう声をかけたらいいのか分からない」という意見に対して明確な答えがなかったのが残念。
などの温かいご指摘をいただくとともに、今後もこういう普通は中々気づかないが、私達にとって非常に大切なことに焦点を当て、掘り下げる番組を放送していって欲しい、と励まされました。
一方、東海ラジオ側からは、「審議委員からの意見を受けて今後の番組制作に反映させるよう、検討と研究を重ねます」と答えました。また、聴取者の皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情などは、6月1ヶ月間に177件あったことを報告しました。
以上が6月の番組審議会の概要です。
2002年6月「ミュージックサンデー 一宏・聡子の音楽時代」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2002年6月23日(日) 午前6時50分放送
6月の番組審議会がこのほど開かれ、「ミュージックサンデー 一宏・聡子の音楽時代」について審議いたしました。出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。相羽泰彦、麻創けい子、麻生 忠、土屋 嶢、笠原 烈、松田好旦、三浦昌夫以上の皆さん。また、東海ラジオ側からは、加藤 武・常務取締役、梅田眞司・取締役報道制作局長、池田譲治・取締役業務局長、犬飼俊久・制作局次長兼制作部長、角田功治・制作課長が出席しました。
「ミュージックサンデー 一宏・聡子の音楽時代」は毎週日曜日の午前10時から午後1時まで放送の3時間番組で、 昨年10月7日にスタートしました。パーソナリティは小島一宏さん、アシスタントは山崎聡子アナウンサーです。この番組でかかる楽曲は、主に70年代・80年代の曲が中心ですが、ジャンルは全く問いません。 また、考え易さとゲーム性を持たせてリスナーの番組参加をより楽しいものにするため、リクエスト条件としてのテーマを毎回設定しています。番組は、このテーマに添ったリスナーからのリクエストを元に作られます。これまでに放送された主なテーマは、「色の付く唄」、「数字が出てくる歌」、「忘年会ソング」、「家族を歌った歌」、「夢の出てくる歌、夢のある歌」、「愛の歌、恋の歌」、「花が出てくる歌」、など。今回は、5月12日に放送された 「母の日スペシャル・母の歌」をもとにご審議いただきました。この番組の構成は、「時代クイズ」、「私だけのヒット曲」、「あの頃のベストテン」などいくつかのコーナーを挟んで、リクエスト曲をできるだけたっぷりおかけするというものです。第1回放送の時には159通だったリクエストが半年後には凡そ3倍に、 そして5月26日には548通ものリクエストが寄せられました。また、この番組の特徴の1つが、「今日も3時間たっぷり楽しませてくれてありがとう」というお礼のメールやFAXが番組終了後に、2~3通届くことです。
委員の皆さんからの意見の概要は次の通りです。
■コンセプトとターゲットがはっきりしていて聞き易い番組だ。
■音楽をたっぷり聴かせることによって、心地よい時間の演出がなされている。
■テーマ選びが良く、企画も良い。
■その上、よく準備がされていて、スタッフの苦労が忍ばれる。
■内容の濃い番組となっている。
■「私だけのHIT曲」は、発想が素晴らしい。
■「あの頃のベストテン」は 懐かしく、時の流れを感じさせる良い想い出起しをしている。
■しかし、「二人だけの小劇場」は、曲を題材にしたドラマの難しさを感じさせる。
■「今週のベストテン」は蛇足ではないか
■とはいえこの番組は、パーソナリティ二人のコンビの良さと、スタジオとリスナーの一体感が感じられて、楽しく愉快に聞ける番組である。
などのご意見をいただきました。
一方、東海ラジオ側からは、「審議委員からの意見を受けて今後の番組制作に反映させるよう、検討と研究を重ねます」と答えました。また、聴取者の皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情などは、 5月1ヶ月間に199件あったことを報告しました。この後、前回に引き続き、「人権擁護法案」、「個人情報保護法案」など、マスコミ規制3法案に対する意見を交換しました。
以上が6月の番組審議会の概要です。
2002年5月「小島一宏morningあいland」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2002年5月26日(日) 午前6時25分放送
5月の番組審議会がこのほど開かれ、 4月1日月曜日にスタートした「小島一宏morningあいland」について審議いたしました。出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。相羽泰彦、麻創けい子、麻生忠、土屋嶢、 笠原烈、三浦昌夫以上の皆さん。松田好旦委員からは文書で意見をいただきました。また、東海ラジオ側からは、藤井道雄・代表取締役社長、梅田眞司・取締役報道制作局長、池田譲治・取締役業務局長、犬飼俊久・制作局次長兼制作部長、山田英之・ディレクターが出席しました。
「小島一宏morningあいland」は月曜日から金曜日の毎朝6時30分から9時まで放送のワイド番組です。パーソナリティは小島一宏、アシスタントは月曜日と火曜日が青山紀子アナウンサー、水、木、金曜日は深谷里奈アナウンサーです。 この番組は毎朝、小島一宏の「今日も元気だー」という大きな声で始まります。これはスタッフ一同の、「リスナーの皆さんにとって今日も元気で楽しい1日でありますように」との願いを込めたメッセージです。昨今は「一体この国はどうなってしまったのだろう」と思われるようなニュースがいっぱいです。この番組は、それらのニュースに対してリスナーと喜怒哀楽を共にし、互いに考え、語り合っていく姿勢を大切にしたいと考えています。また、「キッズボイス」のコーナーは、多忙な心を癒す清涼剤です。
委員の皆さんからの意見の概要は次の通りです。
■朝の眠気を吹き飛ばし、頭の回転を正常戻すテンポのよさが心地よい。
■時事問題についてのわかりやすいコメントに好感が持てる。
■アイランダーレポートのように、ローカル色を出したのは良い。
■「キッズボイス」はなんとも言えないほのぼのとしてほっとする一瞬。ただ、子供の声が聞き取りにくい。良いアイデアなので、改善して欲しい。
■7時からの「スポーツフラッシュ」はドラゴンズ一色で大変結構だが、負けた日は気分の悪いことを強調するだけなので、止めてしまうくらいの柔軟性があってもいいのではないか。
■ヘッドラインニュースの中でも、ひとつ位はもっと突っ込みがあっても良い。
などの意見をいただきました。
また、小島一宏に対して、
■自分の足で取材しているのは良い。
■テンポも良く爽やかさもあるが、一層の飛躍を期するなら、パーソナリティとしての在り方を良く考える時間も必要ではないか
との温かいアドバイスもいただきました。
一方、東海ラジオ側からは、「審議委員からの意見を受けて今後の番組制作に反映させるよう、検討と研究を重ねます」と答えました。また、聴取者の皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情などは、4月1ヶ月間に188件あったことを報告しました。
この後、4月24日から相次いで国会で審議入りした「人権擁護法案」、「個人情報保護法案」及び今国会に提出が見送られた「青少年有害社会環境対策基本法案」の資料を各委員に配布。また、事務局からこれらのいわゆる「マスコミ規制3法案」の主な問題点について概略を説明。次回までに資料をお読みいただくようお願いしました。
以上が3月の番組審議会の概要です。
2002年3月「ガッツナイト」 「番組審議会からのお知らせ」放送内容
2002年3月31日(日) 午前6時15分放送
3月の番組審議会がこのほど開かれ、月曜日から木曜日までは、午後5時40分から8時まで、 金曜日は午後5時40分から7時までで放送された「ガッツナイト」について審議いたしました。
出席した番組審議会の委員を五十音順にご紹介します。相羽 彦、麻創けい子、土屋嶢、久本省二、松田好旦、松沼正平、以上の皆さん。村瀬忠雄委員からは文書で意見をいただきました。また、東海ラジオ側からは、藤井道雄・代表取締役社長、加藤武・常務取締役、梅田眞司・取締役報道制作局長、池田譲治・取締役業務局長、天野良春・報道部長、岸田実也・ディレクターが出席しました。
「ガッツナイト」はプロ野球実況中継の定番、「ガッツナイター」でお馴染みの東海ラジオがナイターオフ期間中、平日の夕方にお届けしていたスポーツ、エンターテイメント情報と生活情報満載のワイド番組です。番組の前半には、その日のドラゴンズの動きや話題を余すところ無くお伝えする他、サッカーやラグビーなどオフ期間ならではのスポーツ情報を。後半の6時30分頃からは、スポーツ情報に加えてエンターテイメント情報、聴取者参加コーナー「スロットルクイズ」などでお楽しみいただきました。また、月曜日から木曜日の、夜7時からは「ひとことeタイム」としてリスナーとの交流を軸に展開するなど、ナイターオフ期間中のドラゴンズファンにも充分にお楽しみいただけるコンテンツを揃えてお届けいたしました。月曜日と火曜日は、源石和輝アナウンサーと黒木敬子さんのコンビが担当。水曜日と木曜日は、 あんびるとよぞうアナウンサーと坂口美奈子さんのコンビ。金曜日は、相羽としえアナウンサーが担当しました。更に、コメンテーターとして月曜日と火曜日は「ガッツナイター」でお馴染みの解説者・藤波行雄さんに、水曜日は鈴木孝政さん、木・金曜日には宇野勝さんに登場していただきました。今年度新たにスタートさせたのが、「ガッツナイト・アラカルト」のコーナー。日本の国内ではそれほど話題になってはいないものの、海外でがんばっている様々なプロスポーツ選手にスポットライトを当てたもので、月に1度、電話で彼らに近況を報告してもらっています。また、「ガッツナイト・クローズアップ」のコーナーは、第一人者と言われている往年の名プレイヤーにインタビューし、様々な角度から「野球術」の神髄を探ろうというものです。このコーナー、金曜日は「サッカー術」の神髄を探ります。
委員の皆さんからの意見の概要は次の通りです。
■日本の選手が外国へ行って活動している状況を継続的に取り上げるという企画はよいが、番組の狙いがよく分からないところがあった。
■スポーツは自分でやって楽しむか、観戦して楽しむものなので、 スポーツマンの自己管理術とか、身体や精神を鍛えたエピソードなどを引き出せればもっと興味がもてたのではないだろうか。
■無名選手を取り上げるときは、最初にプロフィールを紹介するなど、もう少し基本的なところでの工夫が欲しかった。
■出色は、江夏さんへのインタビューです。江夏さんへのインタビュー形式は一人対一人だが、他の人のときは一人対三人。この場合、3人には既に親密さがありゲストが置いてきぼりになるので、 インタビューはやはり1対1の方がよいのではないか。
■スタジオの様子や、ゲストが活躍している様子がよく分かるような雰囲気がもう少し出せるともっとよかった。
などの意見をいただきました。
一方、東海ラジオ側からは、「審議委員からの意見を受けて今後の番組制作に反映させるよう、検討と研究を重ねます」と答えました。また、聴取者の皆さんから寄せられたお問い合わせや苦情などは、2月中142件あったことを報告しました。
以上が3月の番組審議会の概要です。