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まぼろしの大阪テレビ 定期列車

大阪テレビ“開局”60周年。


「まぼろしの大阪テレビ~1000日の空中博覧会~」 川崎隆章著

ほんで大阪テレビってなんですのん?

1956年12月1日に開局した西日本初、全国3番目の民放テレビ局。
コールサインJOBX-TV、第6チャンネル。
当時ラジオ局だった朝日放送と新日本放送(現毎日放送)の合弁でした。
1959年6月1日に朝日放送ラジオと合併しABCテレビとなって消滅。
その間わずか1000日でしたが、なかなか“攻める”放送局だったようです。

テレビという未知のビジネスモデルを売り込む経営陣。
大阪を見下ろす生駒山の頂上にアンテナを建てる技術陣。
事件現場、野球場、富士山へと休みなく中継に奔走する報道陣。
スタジオをやりくりしてドラマ、音楽、料理番組を繰り出す制作陣。
すべてが「おもろいことはなんでもやろう」精神にあふれていました。
サブタイトルの「空中博覧会」とは言い得て妙。
1970年の大阪万博にも通じるものを感じます。
ちなみに第一声を発した稲田英子アナウンサーはラジオ三重からの転職組。
ラジオ三重は現在の東海ラジオの前身でもあります。

1971年大阪生まれの源石には知らないことだらけでしたが、
こういう局があったことは以前から気になっていました。
大阪人が街頭でマイクを向けられても照れずにしゃべくる原型は
すでにこのころ築かれていたんだなと大いに納得。

そして「テレビはメディアである前に文化」であるということ。
何もないところから何かを生み出した先人たちに敬意を表するとともに、
後に続く者として大いに勇気をいただきました。

これまでの放送史とは違った視点にワクワクしっぱなし。
520ページに及ぶ大判書に仕上げた川崎隆章さんに感謝。
開局から閉局までの番組表はいい酒の肴になります。


■まぼろしの大阪テレビ~1000日の空中博覧会~
川崎隆章著 東方出版 4200円+税
ISBN978-4-86249-271-5 C1036

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