企画会議はまるでたこ焼き。ふわっとした議論をまーるく収めた最強の立役者 予告
毎月1組の高校生が東海ラジオのスタジオで番組をつくる『高校ラジオクラブ』(月曜21:40-21:50)。2022年1月は名古屋市にある私立同朋高校放送部の後藤優子さん(3年)、黒田育礼さん(3年)、安井梨穂さん(2年)、加藤舞さん(2年)、佐藤羽琉さん(1年)が「最強のラジオドラマを作る」ためにやってきました。これまで3週にわたって5人が企画案のプレゼンを展開。それを基に企画会議を行うことになりました。24日は安井さん、加藤さん、佐藤さんがスタジオに。2年生コンビのふわっとしたアイデアに1年生が振りまわされます。
■高校ラジオクラブ
1月24日(月) 21:40-21:50
3日は後藤さんが「天国を舞台に輪廻転生を絡めた」ストーリー、佐藤さんが「いい音を聴かせる」ドラマをプレゼン。10日は加藤さんが「たこ焼き」、安井さんが「図書館、てるてる坊主、猫、カメラ」というキーワードを提示。17日は黒田さんが「3月14日、幼なじみに円周率を使って告白する恋愛モノ」を語りました。加藤さん佐藤さんに促された放送部長の安井さんがゆるっと企画会議を仕切りはじめますが、5人のアイデアを統合するかいいとこどりするかでまず迷走。後藤さんと黒田さん、どっちのストーリーに乗っかるかでまた迷走します。さらに加藤さんが「ホントはたこ焼きじゃなくて『友情』をテーマにしたかった」と言いだす始末。安井さんは後藤さんの、佐藤さんは黒田さんのストーリーを支持したことで議論の行先はますます見えなくなりました。結局は全員のアイデアを採用する方向へ。できあがったのは「たこ焼き屋で出会ったカップルが主人公→『最強のたこ焼き』をつくるため『最強のタコ』がいる海へ→カメラに収めようとしてタコに襲われ一人が天国へ→猫に転生し再会」というものでした。図書館は最強のタコを調べる場所、てるてる坊主はタコ捕獲前日に吊るすアイテムとして無理やりねじこんだところで、たこ焼きのようにふわっとしながらもまーるく収まった第1回企画会議。最初振りまわされていたはずの1年生の佐藤さんが議論をうまくコントロールしていたことを井田勝也アナウンサーは聴きのがしませんでした。その働きはまさにたこ焼き職人。または円周率の神でした。次回31日は後藤さん黒田さんの3年生コンビにバトンタッチ。「最強のラジオドラマ」のストーリーをがっちり固めた2人ですが、議論は「最強レベルの暴走」に突入します…